出版社内容情報
眠れない夜のために
「小さな図鑑」シリーズ最新刊は、眠れぬ夜に寄り添う癒やしの図鑑。星空やオーロラなどの風景、天の岩戸やヘカテなど世界の神話、銀河鉄道の夜や千夜一夜物語などの物語、世界各地の夜の祭りや風習、夜に咲く花や光る生き物、夜を描いた絵画や音楽、そして詩や和歌に込められた言葉たち……。静寂や幻想、神秘があふれる夜の魅力を、美しい写真とともに紹介します。
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夜は1日の終わりではなく、次の朝への準備。闇の静けさがあるからこそ、光の美しさを感じられます。生き物も人も、夜を経て再び動き出します。
眠れない夜を過ごしたあなたへ。
夜は、あなたを遅らせるものではなく、立ち止まり、考え、整え、やがて新しい1 日を迎えるための贈り物なのです。
(本書冒頭より)
【目次】
[本書の主な内容]
★夜の風景 星空/オーロラ/流れ星/オリオン座/夏の大三角形/天の川/月の道/漁火/ネオンサイン/灯台/白夜/夜霧/焚き火
★夜の神話
天の岩戸/ヘカテ/ハデス/ニュクス/セレネ/ヌト/月読命/嫦娥/ノート/スコルとハティ
★夜の物語
星の王子さま/千夜一夜物語/銀河鉄道の夜/竹取物語/オズの魔法使い/ナルニア国物語/ピーターとウェンディ/源氏物語/夢十夜/クリスマス・キャロル/嵐が丘/ロミオとジュリエット/夏の夜の夢
★夜の風習
死者の日/聖夜/花火/お月見/ヴァルプルギスの夜/サウィン/ディワリ/エイサー/灯籠流し/コムローイ祭り
★夜と植物
月見草/夜顔/夜桜/茉莉花/月下美人/サガリバナ/待宵草/プルメリア/夜香木/オジギソウ/ヤコウタケ/夜来香/カラスウリ
★夜と動物
蛍/フクロウ/コウモリ/夜光虫/ヨタカ/ツチボタル/スナネコ/オワンクラゲ/アカマツカサ
★夜と宝石
ムーンストーン/ラブラドライト/アレキサンドライト/ブラックトルマリン/サファイア/スモーキークォーツ
★夜の絵画
夜のカフェテラス/星月夜/ローヌ川の星月夜/月を眺める二人の男/眠るジプシー女/天の川の起源/星の夜/天文学者/浅草川首尾の松御廐河岸/馬込の月
★夜の音楽
夜想曲/月の光/夜の旅行/月に寄せる歌/死の舞踏/アイネ・クライネ・ナハトムジーク/夜と夢/月光ソナタ/夜想曲/トロイメライ
★夜の言葉
夜の言葉/夜と名言/夜の情景/夜の対義語/夜のことわざ/夜の和歌/夜の俳句/夜の詩/夜の言い伝え
★column
望遠鏡/月桂樹/夜行列車/星の砂/キャンドル/ドリームキャッチャー /夜の星座/夜の色/オルゴール
目次
夜の風景
夜の神話
夜の物語
夜の風習
夜と植物
夜と動物
夜と宝石
夜と絵画
夜と音楽
夜の言葉
著者等紹介
多田多恵子[タダタエコ]
東京都生まれ。東京大学大学院博士課程修了、理学博士。専門は植物生態学。植物の繁殖戦略(動けない植物がどうやって虫や鳥に花粉を運ばせ、種子を運ばせているか)、植物の生存戦略(被食防衛、共生/寄生関係など)などを野外でワクワク調べている。植物の面白さ、科学の楽しさを伝えたくて、大学の講義、講演や観察会、本や絵本の執筆や監修、ラジオ(NHKラジオ子ども科学電話相談等)やテレビ(NHK Eテレ「趣味どきっ!道草さんぽ」等)など、幅広く活動している。写真も自ら手がけ、北海道から沖縄まで観察や撮影に飛び回っている。2021年松下正治記念賞、2022年度日本植物学会特別賞を受賞
小宮輝之[コミヤテルユキ]
1947年東京都生まれ。1972年に多摩動物公園の飼育係になり、40年にわたりさまざまな動物の飼育に関わる。2004年から2011年まで上野動物園園長。2022年から日本鳥類保護連盟会長。現在は執筆・撮影、図鑑や動物番組の監修などを務める。動物足拓コレクター、動物糞写真家でもある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。



