出版社内容情報
〝世界の台所探検家〟として100以上の台所を巡った著者が、旅先での実体験をもとに、携帯食、テイクアウト、屋台食など、生活スタイルの違いによってさまざまな様相をみせる世界中のお弁当とソトごはんを一冊にまとめました。
内容説明
世界の暮らしに出会える。箱に収まりきらないお弁当。「世界のお弁当 日本で再現レシピ」も掲載。
目次
第1章 メニューに注目 世界のお弁当(カラクッコ/フィンランド 「森と湖の国」で包む1キロ超えのライ麦弁当;エマダツィ/ブータン 見つからない竹籠弁当箱と唐辛子煮 ほか)
第2章 スタイルに注目 世界のお弁当(おかず棚/インドネシア 弁当も食事もガラス棚からセルフで;シェアスタイル/トンガ のんびり南の島国の分け合う昼食 ほか)
第3章 お弁当持たずにソトごはん(ピエチョンキ/ポーランド 焚き火専用鍋で雪の中の外時間;マッカラ/フィンランド 森でもサウナ後でもソーセージさえあれば大丈夫 ほか)
日本で作る世界のお弁当レシピ(エマダツィ/ブータン;サンバル/インド ほか)
特集(街なかで買って路上でぱくり 世界のサンドイッチ;道端で食事を調達する 世界のストリートフード ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
たまきら
44
ふつうの人の作ったご飯を、みんなでいただく。そういう旅が好きです。どのご飯もワクワクする内容ですが、自分はフィンランドのカラクッコの合理性にやられました。食べてみたいーそして、作ってみたい!また、世界様々なサンドイッチもいい!我が家はバゲットと生ハム、というお弁当が好きですが、学童で叱られたなあ…。ボツワナの「つゆだく弁当」、ポーランドの焚き火料理…ちょっと野に出たくなる一冊です。2026/01/25
よこたん
38
“家から持参する弁当というのは、単に箱に詰めるだけでなく、実はいろんな条件が揃って初めてできるものなのだ。その文化の奇跡的なバランスに感心した。” そうか、私たち日本人は、当たり前のように奇跡を口にしていたんだな。食べ物は暑すぎると傷んでしまい、寒すぎると凍ってしまう。日本の米は冷めても美味しいけれど、世界の8割を占めるインディカ米は冷めるとパサパサで美味しくないらしい。世界各地のお弁当(のようなもの)と、出先のお店で買ったり、野外で作ったりするごはんを紹介。写真がとにかく楽しげで美味しそうで、ワクワク。2025/06/27
ニッポニア
36
これは素晴らしい本だ。パラパラ捲るだけでも旅した気分になるし、弁当の各国の捉え方を知る。豊富な写真で伝えてくれるお弁当。決して日本の形ではない、インスタントフードの意味合いもあるが、何はともあれ、どこの国も食べる人は美しい。以下メモ。弁当には、複雑な思いがある。シンプルなチーズサンドへの絶対の信頼。バナナを揚げて山道を下る。昼時のおフェス街に登場、練り粥ずっしり汁だく弁当。森でもサウナ後でもソーセージさえあれば大丈夫。弁当の旅は、力一杯仕事をする人の生活に触れる旅。2025/12/24
くさてる
32
フィンランド、ブータン、ポーランド、ウズベキスタン……様々な国の「携帯する食事」を紹介した一冊。実際に現地を訪れ、人々と食事を共にし、交流を持った過程が、エッセイとして添えられていて面白かった。写真も豊富で分かりやすい。いわゆる「お弁当文化」の幅を大きく飛び越え、世界中で人間は、家の外で食事をしているんだなあと思った。食文化に興味あるひとにおすすめです。2025/06/10
tom
22
家の外での食事、ただし飲食店で食べる物を除くとしたら何を食べているのか、これを世界中を走り回って調べた本。フィンランドからムンバイ、モンゴル、南アメリカ、中東の砂漠地帯など、誰も行かないような土地に住む夫婦者の住処に入り込み、家の外で食べるものを教えてもらう。例えば、フィンランドでは弁当パンを食べる。これは、ライムギ粉をこねて広げ、豚肉と魚をしっかり閉じ込めて焼き上げる。名前はカラクッコ。名前までが魅力的。著者の行動力がすばらしい。そして、内容は立派な文化人類学、最後まで楽しんで読んだ世界旅行の本でした。2026/03/07




