出版社内容情報
毎日、少しずつ姿を変えながら、夜空に輝く月。人類にもっとも身近な天体として、古今東西、さまざまなかたちで語り継がれてきました。そんな月にまつわる「神話・伝説」や「人との関わり」に関する物語を、素敵な月の写真とともに紹介する、これまでにありそうでなかった月の図鑑です。
目次
1章 月の神話と物語(月の女神・アルテミス;月の女神・セレネ ほか)
2章 月と歴史の物語(太陰暦とイスラム教;命がけの日食 ほか)
3章 月と日本の物語(月と偉人 松尾芭蕉と松島の月;旅の男と満月 ほか)
4章 世界の月の物語(フランスの月の物語;ブルガリアの月の物語 ほか)
著者等紹介
浦智史[ウラサトシ]
プラネタリウム解説員。複数のプラネタリウムで星空・宇宙の解説を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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starbro
163
月は神秘的で魅力があるので、色んな国で色んな物語があるようです。藤原道長が詠んだ「此の世をば 我が世とぞ思ふ 望月の 欠けたる事も 無しと思へば」も掲載されています。私は、ムーンフェイズの時計を何本か持っています🌙🌕🌙 https://www.sansaibooks.co.jp/item/book/8469/2024/11/26
榊原 香織
106
月まで歩くと11年だそうです。意外に近いな2025/02/01
猫ぴょん
33
月って、つい見上げちゃうよね🌕️✨️✨️✨️ 月を見ると脳裏に浮かぶ手塚治虫「ノーマン」 手塚作品で1番好きなもんでつい☺️ さて。 月にまつわるいろいろなお話しと、 綺麗な月と風景の写真や絵が素敵な1冊。 月とロマン✨️✨️✨️ 今年もたくさん月を見上げようと思ったよ〜☺️ 2025/05/25
かふ
19
月にまつわる神話や伝承を集めた本。ギリシア神話から中国の神話、有名な望月の歌やケネディーの月のスピーチまで、古今東西様々な月が見せる様相が楽しめる本。神話だけではなく科学的な話もあるがやはり芭蕉の俳句は四季それぞれの俳句や伝承の小話も面白かった。満月なのに三日月と詠んだ翁を笑うのだが一句を聞いて周りは絶句してしまう。お前さんは誰なんだと尋ねたら松尾芭蕉と答えたという。その俳句は「三日月の頃よりまちし今宵かな」。実際にはいろいろ説があって芭蕉の句とは特定されていないとか。そんな芭蕉の絵や写真も美しい贅沢な本2025/03/01
mayuri(Toli)
5
物語のある月の図鑑というタイトルに惹かれ、フォロワーさんにご恵与頂く形で読書しました。感謝。月のお話や物語にも確かにページが割かれているけれど、1番多いのは月と人類の関わり合い方とか、月の歴史に関する章だったかなと思う。自分にとっては知識の浅い分野だったので、とても勉強になりました。それにしても、月に纏わるお話は本当に多種多様だ。それだけ、人類が月というものに様々なものを求め、託し、魅入られてきたのだろうな。その事実が何とも感慨深いです。2025/02/26