出版社内容情報
人生100年といわれるように、健康的に長生きできる「健康寿命」への関心は年々高まっており、病院選びから、がん治療、薬、食、日常習慣など様々な分野の健康情報が巷に溢れています。
しかし、それらの健康常識は誤っていることがあります。
たとえば、「がんは放置したほうがいいらしいから、治療も検査もしなくて大丈夫」という人がいますが、現在のがん医療では早期発見と治療は効果が高いとされ、実際に胃がん、肺がん、大腸がん、乳がん、子宮頸がんの9割は早期発見によって治っています。
誤情報を鵜呑みにし、自分で自分の寿命を縮めている人が大勢いるのです。
そこで本書では、健康に関する、誤解を生じさせやすいトピックを用意し、それぞれについて医学的知見に基づいた正しい知識と健康法をご紹介します。
著者は、テレビなどのメディアに多数出演する医師で、やさしい言葉で一般読者にも分かりやすく説明していきます。また、「長生きする人の習慣、長生きしない人の習慣」という対比形式で、幅広い年齢層の読者が読みやすいつくりになっています。
内容説明
本書では、医療に関する誤情報に惑わされずに健康的な生活を送るために知っておきたい40個の質問を用意しました。目の前の情報を疑う、根拠ある事実をもとに、メリット・デメリットを知る、これまでの習慣を見直す、というポイントをおさえて読み進めていくことで、巷に溢れる情報の中から、100歳でも元気でいられるような習慣を選択することができるようになります。
目次
第1章 いちばん大事な「病気と医療」の習慣(体調不良のときは総合病院に行く 体調不良のときはかかりつけ医に相談する;かんたんな手術でも大学病院で受ける かんたんな手術ならば中堅病院で受ける ほか)
第2章 意外と知らない「薬」の習慣(処方された「ジェネリック」を飲み続ける 「ジェネリック」に違和感があれば、「先発薬」にすぐに戻す;症状が治まったら薬をやめる 処方された薬は飲みきる ほか)
第3章 100歳で差がつく「体づくり」の習慣(息が上がるくらいの運動を行い、体を鍛える 適度に運動を楽しむ;毎週、ゴルフを楽しむ 毎週、テニスを楽しむ ほか)
第4章 がんばり過ぎず健康に!「食」の習慣(一日三食、時間を守って食べる お腹がすいたら食べる;口さびしいとき、お菓子を食べる 口さびしいとき、フルーツを食べる ほか)
第5章 知らないと怖い「日常生活」の習慣(マスクで風邪を予防する うがいで風邪を予防する;除菌・抗菌効果のあるハンドソープを使う 除菌・抗菌効果のないハンドソープを使う ほか)
著者等紹介
秋津壽男[アキツトシオ]
秋津医院院長。日本内科学会認定総合内科専門医、日本循環器学会認定循環器専門医、日本医師会公認スポーツドクター、日本体育協会公認スポーツドクター、日本禁煙学会認定禁煙専門医。1954年(昭和29年)和歌山県生まれ。1977年大阪大学工学部を卒業後、再び大学受験をし、和歌山県立医科大学医学部に入学。1986年に同大学を卒業後、循環器内科に入局し、心臓カテーテル、ドップラー心エコー等を学ぶ。その後、東京労災病院等を経て、1998年に品川区戸越銀座に秋津医院を開業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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