出版社内容情報
「私たちがつらいと感じる状況のすべては『人生の雨季』のようなものではないだろうか。雨の日は気分がすぐれないものである。それにもかかわらず、私たちはもう雨など降らなければいいとは思わない。それは、雨が生きとし生けるものにとって、存在し成長し続けていく上で欠かせないものだと知っているからだ。そして、私たちは雨季がいずれ終わり、雲間からまた太陽が顔をのぞかせることも知っている」
重苦しい空気が世の中を覆っているから今だからこそ響く、「心の名医」モタ先生による、読むと心が晴れていくメッセージの数々。
内容説明
人生の『雨季』もいつか必ず終わる。そのことは信じていい。今だからこそ読みたい「心の名医」による66のメッセージ。
目次
第1章 つらいことの先に待っているもの
第2章 悩みの解決を時間にゆだねる
第3章 自分を少し好きになる方法
第4章 人間関係の悩みが晴れるには
第5章 それでも行き詰まってしまったら
第6章 心が晴れていく習慣
第7章 心が晴れていく言葉
著者等紹介
斎藤茂太[サイトウシゲタ]
精神科医・医学博士。1916年生まれ。長年、家族・夫婦・子育て・心の病・ストレスを扱ってきた「心の名医」として、厚い信頼を集めている。愛称は「モタさん」。歌人・精神科医であった斎藤茂吉の長男でもある。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
パフちゃん@かのん変更
25
苦しい状況はいつか必ず終わる。「間をおく」方が問題解決の近道になる。劣等感を持っている人のほうが挫折に強い。完璧な人間関係なんてない、ほどほどで満足する。何歳からでもいい顔は作れる。聞き上手になるといい。友人には高い理想や望みでなく思いやりを持つ。嬉しいから笑うのでなく、笑うから嬉しいのだ。幸せになると決める。などなど・・2023/06/29
パフちゃん@かのん変更
20
再読だった。好きなことをするだけで心は晴れる。嬉しいから笑うので鼻kぅ、笑うから嬉しいのだ。幸せ不幸せは自分で決める。幸せになると決めよう!2023/12/02
kanki
18
優しく温かい言葉が沢山。「無償の愛情を捧げる相手。その存在が心を豊かにする」2023/03/07
れい
10
【図書館】既に著者は亡くなっているが、再編成本とのこと。人間の泥臭いところを扱いながらも、心に沁みてくる、読みやすい本。私は幸せになる運命にあると思うことの大事さ、絶体絶命のピンチのとき、それでも手放せないものを大事にすることというヒントなど。『それは違う!それは反対だ!』という、私の心のブレーキが一度も作動せず読みきれました。2021/08/09
taiyou gyousi
4
明るく生きるための処方箋。モタ先生の言葉が温かい。読んでいるうちに、自分もできるという自信が湧いてくるのが不思議。2021/04/13