出版社内容情報
東北地方に残る古文書の中から、武士と村落をテーマに、江戸時代の歴史、東北の地域史を読み解く格好の一冊。充実の講師陣が、伊達政宗から大名家に属するさまざまな階層の侍まで、多彩な史料を読み込んで実態をやさしく解説する。地震や台風などの自然災害や山林資源、温泉経営など、村落社会に生きる人々の姿も探り出し、古文書の魅力を語る。
内容説明
武士と村落をテーマに、江戸時代と東北の地域史を読み解く古文書講座。充実の講師陣が、政宗や諸階層の侍の姿を平易に解説。自然災害など環境との関係を軸に、村落社会に生きる人々の実態も探り、古文書の魅力を語る。
目次
第1部 侍たちの古文書を読み解く(古文書は語る―伊達政宗の手紙から;仙台藩士の知行地支配―「要害」拝領・大條家文書から;山形・福島時代の堀田家―財政難と家臣団の「御減少」;秋田藩士・介川東馬と上方銀主―その「交流」の虚実)
第2部 村落社会を分析する(遺跡が語る!宮城の災害の歴史;山林資源と仙台藩―一八世紀前半の史料と事例から;近世の温泉経営と村落社会―鎌先温泉一條家の記録から;江戸時代、出羽国村山地方の百姓たち)
著者等紹介
荒武賢一朗[アラタケケンイチロウ]
1972年、京都市に生まれる。2004年、関西大学大学院文学研究科博士後期課程修了、博士(文学)。現在、東北大学東北アジア研究センター上廣歴史資料学研究部門准教授
野本禎司[ノモトテイジ]
1977年、埼玉県に生まれる。2013年、一橋大学大学院社会学研究科博士後期課程単位修得退学、博士(社会学)。現在、東北大学東北アジア研究センター上廣歴史資料学研究部門助教
藤方博之[フジカタヒロユキ]
1981年、埼玉県に生まれる。2011年、千葉大学大学院社会文化科学研究科博士課程修了、博士(文学)。現在、東北大学東北アジア研究センター上廣歴史資料学研究部門助教(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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