死にゆく人にあなたができること―聖心会シスターが贈るこころのメソッド

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死にゆく人にあなたができること―聖心会シスターが贈るこころのメソッド

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  • サイズ B6判/ページ数 227p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784866672113
  • NDC分類 114.2
  • Cコード C0034

出版社内容情報

寿命が延び高齢者が増えていくのと同時に、私たちにとって死はより身近なものになっていく。戦中、戦後の混乱期を除けば、現代ほど死と向き合い、見つめ直すべき時代はないといってもいい。
そうした社会状況の変化にともない、医療の世界では医師と患者の関係も以前とは随分変わり、医師にすべてを任せる治療から、患者の自己決定を重視する治療へと変化している。
インフォームド・コンセントの考えが普及したことにより、ガンなどの病気を患者に告知する割合もかなり増えているようだ。また、終末期の患者のクオリティ・オブ・ライフ(QOL)を高めるため、在宅を含めターミナルケア(終末期ケア)を行なうホスピスも格段に増えている。
しかし現実には、治療方針などについて家族の間で意見が分かれたり、最悪の場合は仲違いが起きてしまうこともある。また、どうしても死んでほしくないという家族の強い思いが、死にゆく人を苦しめてしまう場合もある。
すると、死にゆく人自身は家族が争う姿を見たくない、これ以上悲しませたくないと思い、本心を言えないまま一生を終えてしまうことになってしまう。家族としては、よかれと思って望んだ延命治療が逆に死にゆく人に不必要な苦しみを味わわせてしまい、やすらかで自然な死を妨げることになってしまう場合もある。
大切な家族を亡くしたうえに、大きな後悔を背負ったまま生きていかざるを得なくなってしまった人に、著者は何度も会ってきた。
では、どうすれば死にゆく人を安心させて、穏やかで幸せな最期を迎えさせてあげることができるのか。残された人が大切な人を失った悲しみや後悔を癒やして、これからの人生で前を向いて生きていくには何が必要なのか。
誰にとっても死は怖いものであり、つらく、悲しいものだ。大切な人にはできるだけ長く生きていてほしいと思うことは人として当然のことだ。そして、いまだ死は縁起の悪いものとして忌み嫌い、苦しく、つらいだけのものととらえている人が多いのが現実だろう。しかしこうした考えはもう捨ててしまっていいのではないかと私は考えています。なぜなら、死というものは、けっして苦しいこと、悲しいことだけではないからです。
死とは人生において最期の大仕事である。生と死は切り離されたものではなく、誰もが死によってこの世での人生を完成させることができる。
そして、死にゆく人には次につながる生があり、死は残された人たちに人生でもっとも大切なことを教えてくれる。
どうして、そんなことがいえるのか……カトリックのシスターとして、これまで多くの人の死に立ち会い、看取ってきた経験からも、その理由を本書では説いていく。

内容説明

家族、そして大切な人―。やがて訪れる最期を幸せに見送るために大切なこと。

目次

プロローグ
第1章 身をゆだね、死への怖れを手放す
第2章 「聖なるあきらめ」をもって死を受け入れる
第3章 死にゆく人との「仲よし時間」を大切にする
第4章 家族でともに向き合う死へのプロセス
第5章 死があなたに教えてくれる大切なこと

著者等紹介

鈴木秀子[スズキヒデコ]
聖心会シスター。東京大学大学院人文科学研究科博士課程修了。文学博士。フランス、イタリアに留学。ハワイ大学、スタンフォード大学で教鞭をとる。聖心女子大学教授(日本近代文学)を経て、国際コミュニオン学会名誉会長。聖心女子大学キリスト教文化研究所研究員・聖心会会員。文学療法、ゲシュタルト・セラピー。日本にはじめてエニアグラムを紹介。カトリック学術研究奨励賞受賞。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Yoshitaka Naito

1
鈴木秀子先生の最新刊。鈴木秀子先生の考えがわかります。2020/08/15

くにひろ

0
扱っているものが死なので暗い話が多いのだが、死にゆく過程、死を受け入れるまでを見せてもらったり、余命宣告に直面した人の考え方を知ることができるのが良い。2022/09/25

n-shun1

0
「生まれた⇒死ぬ」という真理をいつどう引き受けるか。死にゆく本人だけではなく死にゆく人と関連する人もその心理と向き合うことになる。「生=死,死=生」として引き受けていけるような時間を過ごす。仲良し時間と著者は言う。今自分にその時が来たら家族のことを心配するだろう。しかし,どうしようもないのだ。その時までにしばらく時間があるなら自分なりに善く生きるだろう。その時は必ず来るのだから,普段から善く生きることが正しいはずなのに,そうできないのは愚かであるなぁ。2022/04/10

Go Extreme

0
仲よし時間 自分の真実:他人と比較して優劣を決めず 死に向き合う:人は生かされていると知る 死にゆく人との仲よし時間を大切に 光の存在:知ることと愛すること 明らめる→当たり前がいかにありがたいかに気づく 人生で起こること:すべて意味あり 死の受容:否認→怒り→取引→抑うつ→受容 3つの絆:自分・他者・大いなる存在 ドゥ―イング ビーイング 生かされてきた命 流れに身を任せ、ゆっくり人生を味わえばよかった 大切な思い出:何気ない日常の小さなこと 昨日から学び・今日を生き・明日への希望をもつ マジックアワー2020/07/24

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