内容説明
隠れた強みと能力を引き出す革新的メソッド誕生。
目次
はじめに 人生は「異能バトル」である
第1部 なぜ「才能」は存在しないのか?(問題編 なぜ「好き」と「得意」で才能を探してはいけないのか?―「好きと得意の砂漠」;問題編 成功に欠かせない能力が存在しない理由とは?―「人生の成功の森」;問題編 なぜ人生は「生まれ」では決まらないのか?―「未来を照らす灯台」)
第2部 あなたの才能は「かたより」で決まる(解決編 「才能」を決める3つのルール―「かたよりの村」;解決編 戦い方を決める―「戦術の草原」;解決編 異能を使いこなす―「異能バトルの闘技場」)
おわりに 現代は(思ったよりも)希望に満ちている
著者等紹介
鈴木祐[スズキユウ]
サイエンスライター。1976年生まれ。慶應義塾大学SFC卒業後、出版社勤務を経て独立。10万本の科学論文の読破と600人を超える海外の学者や専門医へのインタビューを重ね、多数の執筆を手がける。自身のブログ「パレオな男」では心理、健康、科学に関する最新の知見を紹介し続け、月間250万PVを達成。近年はヘルスケア企業などを中心に、科学的なエビデンスの見分け方を伝える講演なども行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Carlyuke
39
沢山の論文を根拠にしながら論を進めるというパターンはこの本でも同じ。 才能や能力について言われていることをかなり覆す記述があり認識を改めることが多かった。読んでいて説得力があり納得。幾つかは普段考えていることとも一致。ポジティブや自信, 一千時間の法則, グリッドなども良いけれども, 内省的だったり, 不安症, ネガティブにも重要な面がある。IQ•EQへの言及も興味深い。 チームとして全体の力を発揮できるようにすれば良いということ。 後半は「異能」を発揮するためのワークブック的な部分。サッと目を通した。2024/03/22
香菜子(かなこ・Kanako)
20
天才性が見つかる 才能の地図。鈴木祐先生の著書。自分の才能を見つけること。誰かの才能を見付けてあげること。それが人生の幸せにつながる。自分が天才だと思えれば努力だってできる。自分が天才だと思えれば悪いことなんてしない。私は天才私は天才私は天才と自分に言い聞かせる。あなたは天才あなたは天才あなたは天才と誰かに言い聞かせる。世の中は天才だらけ。それくらい自信と自己肯定感にあふれていれば素敵。2023/08/18
くらすけ
12
才能に関する悩みを解決するには...という点では良いアイデアがある本だと思います。最初の方の才能は存在しないみたいな話については学術的に測定出来ない、何でも出来るような人の能力のセットはあると思うので腑に落ちないですが‥。 最後の解決策は要するに才能=生産性だから周りの人(集団)と能力を比較して、空きぎみのところを見つけて頑張るための分析方法だと思う。2023/10/17
リップ
11
これは一回読んで終わりにはならないタイプの本。パレオさんの本はいつもデータや論文の根拠がついているので、内容が腑に落ちやすい。才能とは確固たる能力ではないし、その人の得意なことでもなくて、その時の環境・周りの人の能力から相対的にしか判断できないものだというのには納得がいった。だから場所が変わったり人が変わったりすると、今まで認められていた能力が急に足を引っ張り始めることもある。本書のワークを定期的に行って、その時々の才能を見つけていけたらいいなと思う。2024/01/16
ひろみ
10
前半の説明の仕方が、インパクト重視のためなのか、あまり気持ち良く読めなかったのですが、、後半のワークは一通り目を通してやってみようと思いました。 こういう形式に沿って考えるかどうかとは別に、うまく仕事に巡り合っている方は、ちゃんと自分と向き合い・周囲を観察して、トライアンドエラーで進んでいるんだと思う。そして、動くには勇気が必要だなぁ、、と思う私。2024/03/30