目次
大山街道(都心に残る江戸の薫りを訪ねて 赤坂→三軒茶屋;史跡の多い旧道とサザエさんに会える新道 三軒茶屋→二子玉川;蔵造りが残り宿場ムード漂う二子・溝口 二子玉川→荏田;横浜を抜け常夜燈が立つ長津田宿へ 荏田→長津田;街道の中間点。宿場に歴史が多い 長津田→鶴間;礎石が並ぶ史跡国分寺跡は古代のロマン 鶴間→厚木;都市から山里へ次第に風景が変わる 厚木→伊勢原;太田道潅ゆかりの里から大山門前町へ 伊勢原→大山;女坂から下社へ。さらに大山山頂を目指す 大山)
成田街道(最初の難関「江戸川」を市川橋から見る 新宿→八幡;一級国道の国道14号沿いに史跡が点在 八幡→船橋;点在する道標が現代の旅人も導く 船橋→大和田;團十郎や雷電など歴史上の人物の足跡が残る 大和田→臼井;佐倉藩堀田家11万石の城下町を行く 臼井→酒々井;林間の静かな街道から門前町の賑わいへ 酒々井→成田)
著者等紹介
土井正和[ドイマサカズ]
街道歩き委員会。歴史、町並みや街道、山歩きなどを得意分野として、新聞、雑誌、書籍などで旅の紹介をしている。日本旅行記者クラブ、日本旅のペンクラブ会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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まちゃ
44
江戸時代に人気のあった、江戸から神奈川方面への大山詣と千葉方面への成田詣。参詣の道を歴史を楽しみながら歩くガイドブック。時間に余裕があれば、こういう街歩きも楽しそうです。/大山街道は、江戸時代に関東各地から相模国大山にある大山阿夫利神社に向かう参詣者が通った古道。本書で紹介しているのは、現在の国道246号のルート。赤坂~大山/成田街道は、水戸街道の新宿(にいじゅく、葛飾区新宿)から分岐して船橋や佐倉を経由して成田山新勝寺に至る参詣の道。亀有~成田2020/10/10
Book & Travel
34
江戸時代から信仰を集めてきた神奈川の大山と千葉の成田山新勝寺。それぞれの江戸からの参詣の街道を辿った一冊。大山街道は9つ、成田街道は7つのコースに分けられ、地図と道中の史跡が詳しく紹介されている。大山街道は自宅から近いし、成田街道も市川、船橋辺りは馴染みがある。主に首都圏のベッドタウンを通る道だが、今でもあちこちに寺院や史跡など昔の痕跡が残っていて、見ていても楽しいし実際辿ってみたくなる。元々この手の本は好きなのだが、特に本書は新しく、情報が豊富なのが良かった。東海道など他の街道もぜひ取り上げてほしい。2022/09/28
うずら
11
成田街道を中心に読んだ。地名の由来を知ることができてよし。街道沿いのおしゃれカフェなんかは全く掲載されていない、まじめで渋い内容がかえって新鮮。2024/07/23
よね
4
母が購入した本。面白そうだったので私も貸してもらった。街道をいくつかの地区にわけてウォーキングのルートとしている。大山街道は知っている場所も多く、成田街道は逆にあまり知らないので新鮮な気持ちで読めた。実際歩くかはまた別として、興味がわいた場所は一度訪ねてみたい。2022/12/19
kaz
2
東京から、大山街道を通って大山阿夫利神社までのコースと成田街道を通って成田山新勝寺までのコースを紹介。実際に歩く時、あるいは何らかの思いがあるものでないと参考にはしないと思うがが、道中の寺社等の情報も面白い。図書館の内容紹介は『少しずつ歩いて、目指せ全踏破! 大山街道全90.8kmを9コース、成田街道全70.3kmを6コースに分け、地図や写真を交えて歩き方を案内する。データ:2020年6月現在』。 2021/03/28
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