内容説明
移ろいゆく自然や風景、心の機微を和歌や俳句に詠むように和菓子をつくり、言葉を編む。曾祖母がくれた線香の香りのする落雁、祖父が田んぼで「すくも」と一緒に焼いてくれた焼き芋、あこがれた南国を思わせる柑橘の香り―幼いころの思い出と日々の暮らしを綴るエッセイ&レシピ集。
目次
早く春よ来い(りんご山/雪解け;手紙/ねこ柳 ほか)
そして夏になれば(藤/藤の花房;お茶の木/奥みどり ほか)
そっと秋が来た(虫たち/すずむし;山づと/あけび ほか)
やがて冬が来る(ソマさん/冬じたく;ままごと/小柚子 ほか)
時には物語の中で(竹取物語;かぐや姫 ほか)
著者等紹介
中川文枝[ナカガワフミエ]
島根県生まれ。梅光女学院大学卒業。ホームメイドクッキングで、小倉校を中心に福岡、長崎など九州各県で和菓子講座を担当。2013年より「よみうりFBS文化センター」講師後、現在北九州市小倉で「四季の創作和菓子教室」を主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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