出版社内容情報
★シリーズ累計30万部超!世界22カ国で大人気★
★本を愛するすべての人に贈る、イギリス発の大注目ファンタジー第二弾★
〈本の旅人〉となったティリーだったが、宿敵・イーノック・チョークの行方は依然わからないまま。
アミーリアは図書館長の職を解かれ、新たに選ばれたのはメルビル・アンダーウッドという怪しい男…。
オスカーと一緒にクリスマスのパリを訪れたティリーは、不思議な書店で童話に<本の旅>するが、
そこには変わり果てた物語の世界が広がっていた--!
※小学4年生以上の漢字にふりがなつき
※本書の本文(一部除く)・脚注に、多くの方にとって読みやすいモリサワの「UDフォント」を使用しています。
内容説明
「もし、物語のなかに入れたら?」本を愛するすべての人に贈る、イギリス発の大注目“文学×ファンタジー”第二弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
北風
10
童話が踏み荒らされるなんて、許せない!! 同じことが、神話とかでは起こらないんだろうか? 神様が登場したらもっとルール無用な自体になっちゃいそうだしね。あとは、伝記の登場人物とか。それにしても、ティリーは毎度しょうもない子ね。オスカーと交互にやろう、だめと言い合って全然互いのためになってないみたい。アーキビストってもしかして、ティリーみたいな人たちなんじゃないかしら? 本の旅人は確かに傲慢かも。本の中に入るのはもちろん楽しい。けど、読むだけで十分楽しいってことを忘れちゃだめね。2024/07/10
果実
7
一巻ではある程度区切りの良いところで終わったけれど、今回は三巻に続く!という感じで終わってしまいました。ティリーはきっと自分を対等に扱ってほしいし隠し事や除け者にしてほしくないのだろうけれど、だからといって大切な人たちに心配をかけすぎていると思う。11歳ってこんなに子どもだったかなぁ。2025/06/23
Mayuko Kamiwada
5
シリーズ第2弾。今度の舞台は童話の世界。赤ずきんやラプンツェルの童話の世界がおかしなことになっており、ティリーとオスカーはそこへ足を踏み入れる。塔の上で王子様を待っているラプンツェルは王子様に興味がなかったり、赤ずきんは自分でオオカミをやっつけることができたりとハチャメチャなことが起こる。今回もティリーとオスカーの行動にハラハラドキドキしっぱなしだった。ティリーのおじいさんやおばあさん、ママが危ないからと言っても突き進むから気が気でない。最後まで展開が分からない状態だった。3巻もどのようになるか楽しみだ。2024/04/10
かすみ
4
今回はティリーとオスカーが〈本の旅〉をしている間がなんだか冗長に感じられて、あまり楽しめなかった。児童書としての対象年齢の人たちはどの辺りを面白く思うんだろう?とはいえ季節はクリスマス、本場の描写はうっとりするほど夢中にさせてくれるので楽しい。『秘密の花園』が未読なので読むぞ。11歳ってしっかりしてるけど、まだまだ子どもだよな。/「真っ白なノートばかりつんである机は、なんの役にもたたないわ。とくべつなことがあらわれるのを、ただ待っていてはだめよ。みずからさがしに出かけていって見つけなさい」(p292)2024/07/31
ジジ
2
本を旅することができる「ブックワンダラー」の少年少女の本の中の冒険を描いた作品の第2部。 前回の悪者を追っかけたりするだけの話かと思いきや、悪者を逃がした図書館長が責任を追及されたり、怪しい奴が出てきたりで、とても小学校高学年向けに見せてよいのか?と思うような大人のドロドロまでも見えるかもしれない?そんな第2部だなと思いました。 舞台は、グリム童話など口伝えに伝わってきた私達も馴染みのある童話の中を冒険する感のあるそんなお話でした。2023/11/04