出版社内容情報
授業中、ある子が発表しているのに他の子がおしゃべりをしていたとき、何て言いますか? 普通であれば「静かにしなさい」でしょうか。でも、それだけでは子どもに伝わらないときもあります。教師であれば「静かにしなさい」以外の言葉を持っていると役に立ちます。例えば「誰を大事にしますか」。これは、発表している子を大事にしようという意図があります。相手への気配りを伝えているわけです。このように、子どもが瞬時にイメージできて反応できる言葉を「教室コトバ」と呼んでいます。
本書では、その教室コトバのつくり方はもちろん、実際に使っている教室コトバを55例掲載。どんな場面でどんなコトバを使うと子どもたちに響くのかを解説しています。
ぜひ、皆さんも「教室コトバ」を使って子どもたちと楽しいクラスを創りましょう!
内容説明
子どもが瞬時にイメージできるコトバでクラスを変えよう!学級経営も授業も、教師のコトバひとつで全然違う!教室コトバ55を収録!
目次
第1章 「教室コトバ」のつくり方(「教室コトバ」とは;教室コトバの「背景」が大切 ほか)
第2章 「教室コトバ」で学級をつくる(「前提」をつくる;声をかけるときに意識したい「順序」 ほか)
第3章 「教室コトバ」で授業をつくる(筆記指導時の教室コトバ ノートのマスに合わせて丁寧に書かせる;授業導入時の教室コトバ 日付とページを書かせる ほか)
第4章 「教室コトバ」で自分を磨く(無思考の「言葉」ではなく、考えて使う「コトバ」に;常に当事者意識を持つ ほか)
著者等紹介
森川正樹[モリカワマサキ]
兵庫教育大学大学院言語系教育分野(国語)修了、学校教育学修士、関西学院初等部教諭。32年版学校図書教科書編集委員、全国大学国語教育学会会員、授業UDカレッジ講師。教師塾「あまから」代表。国語科の「書くこと指導」「言葉の指導」に力を注ぎ、「書きたくてたまらない子」を育てる実践が、朝日新聞「花まる先生」ほか、読売新聞、日本経済新聞、日本教育新聞などで取り上げられる。全国で「国語科」「学級経営」などの教員研修、校内研修の講師をつとめる。社会教育活動では、「ネイチャーゲーム講座」「昆虫採集講座」などの講師もつとめる。著書他、教育雑誌連載、掲載多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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- 真実 〈上〉 竹書房文庫