出版社内容情報
なぜ人生はこんなにも生きづらいのか
夏目漱石の「こころ」と累計発行部数1位を争う自伝的小説。太宰治は連載完了と同時に自殺。2010年に生田斗真、2019年に小栗旬さん主演で映画化
ネグレクト、幼児虐待、アルコール依存、薬物依存、自殺未遂、現代に通じる社会問題が描かれ、現代の生きづらさに通じる。
内容説明
文学史上最大の問題作。ついに漫画化。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
葉鳥
9
太宰治の『人間失格』を漫画化した作品。『人間失格』自体を読んだのがもう何年も前のことだから、こんな話だったのかと思いながら読んだ。初めて読んだときは周りの人間の思うことが理解できず道化を演じ続ける姿や、それを見抜かれることへの恐怖が印象的だったが、今読んでみると自分だけが酒に溺れいろんなものを見失っていく姿、あるときそれが自分だけだとハッと気付く姿に胸が重くなる。2021/05/22
サクラ
5
子供が学校で借りてきてくれて読了。暗いお話でした。なんとも言えない読了感です。2024/09/25
chi.
3
図書館本。原作を思い出しながら読めた。あとがきのラストシーンの「神様みたいないい子でした」のカットが好き。2025/05/09
ぴーとろ
0
裕福で何不自由ない生活をしていたが、自分の意見を言えず苦しく過ごす。ピエロを演じて周りからは人気があるが、実際は鬱屈としていた。容姿端麗のため女性にはモテるが、最終的には酒やモルヒネに溺れて廃人のようになる。途中の心中も太宰治自身の体験を描いたものと思われる。さっと読んだのもあるが、個人的には面白さを感じなかった。。。もう少し背景やその時代のことを知っていれば楽しめるのかもしれない。2023/06/20
akirasira
0
うーん、暗い ずっと暗い話だ2023/05/21