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目次
第1章 映像と社会(映像社会;映像と情報;「映像」と「社会」)
第2章 各映像メディアの特質(写真;映画;テレビ;究極の映像メディア ヴァーチャル・リアリティ)
第3章 映像による地域振興(地域情報化政策と映像;フィルムコミッション;SKIPシティ)
第4章 監視と映像(監視と映像;監視社会論の系譜;監視社会を超えて)
著者等紹介
田畑暁生[タバタアケオ]
1965年東京都に生まれる。1989年東京大学経済学部経済学科卒業。1996年東京大学大学院(社会情報学)博士課程単位取得退学。現在、神戸大学発達科学部人間行動・表現学科講師
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
swshght
5
教科書的な映像論。映像の機能を社会学的に考察している。「映像」の範囲はこの10年ほどで急速に拡大した。その画面の大小や鑑賞形態に関わらず、「映像」はいたるところで常に増殖し拡散している。それを考慮すれば、本書の映像論はやや古い。また、その後の映像環境の変化やその可能性を示唆するような斬新さも見られない。フーコー的概念を援用した「監視‐映像」論も退屈だ。ただし、過去の様々な映像論や視覚文化論をコンパクトに整理している点は評価したい。それを踏まえて、「「映像」再考」をもう少し膨らませて詳しく論じてほしかった。2014/09/04