内容説明
ロック、ジャズ、ファンク、ヒップホップから子ども向けレコード、エアロビBGM、ソ連との宇宙探査記念盤まで―“鉄のカーテン”の内側で生みだされた“東欧グルーヴ”のレコード650枚超を紹介。
目次
ドイツ民主共和国
ポーランド人民共和国
チェコスロヴァキア社会主義共和国
ハンガリー人民共和国
ルーマニア社会主義共和国
ブルガリア人民共和国
著者等紹介
市来達志[イチキタツシ]
1992年の「ベルリンの壁崩壊の日」(11月9日)生まれ。ライター、DJ。かつて東欧と呼ばれた地域で制作された“東欧グルーヴ”のレコード収集家。ヨハネス市来の名義でDJとしても活動するほか、レコードジャケット展の主催、再発作品の監修を手がけるなど、東欧グルーヴの普及・発展のために日夜奔走している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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abaoaquagga
1
東西に分断された世界、その対岸で鳴っていた音楽の発掘。1961年~90年に東欧でリリースされた作品を国別に分類し、ジャズに始まりディスコにボッサ、プログレ、AORと幅広く紹介。商業的成功を収めたアーティストも少なくないのに、初めましてな名前がずらり。私の知識不足(Blue Effectしか知らなかった)に起因するのは無論だが、冷戦がもたらした情報不足も影響していることだろう。各国の音楽と政治にまつわる歴史も概説され、かくもマニアックな内容を当時30歳前後の著者が単独で執筆しているのには驚きを禁じ得ない。2024/04/21
Kasu
0
図書館本。2023/11/22