内容説明
くだらねぇロックこそ、人類史上最高の宝だ!!ビートルズとボブ・ディランが交錯した瞬間、ポピュラー音楽は新しい道を歩みだした。歴史を俯瞰し「ロックとは何か」を問い直す長編評論。
目次
第1章 ポップ・ミュージックというシステム
第2章 ロックの根源にあるもの~音楽、文化、思想
第3章 黒人たちのポップス、白人たちのソウル
第4章 ビートルズの凄みを解析する
第5章 ビートルズがいなくなった世界
最終楽章 ロックはどこへ行くのか
著者等紹介
和久井光司[ワクイコウジ]
1958年東京生まれ。総合音楽家。81年にスクリーンを率いてデビュー。弾き語りとバンドの二刀流で音楽活動を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
1959のコールマン
48
☆4。う~~ん。文章はスルスル読めるし内容も悪くない。前半は問題ない。ビートルズとボブ・ディランだけでなく、ロック前史、業界史などといった「周辺」を重箱の隅をつつくように詳しく書かれている。しかも、ビートルズの初期の分析でリズム面から分析をしたところはさすが!と思った。このままのペースで行けば和久井光司さんの最高傑作!と思ったが・・・。後半、急に落ちた。特に第5章がよくない。ビートルズとボブ・ディランの内輪話がかなりの部分を占めたり、ロック系の話は自分としては知っている事ばかりだったので、面白みが無い。↓2020/03/14
naohiko
0
ビートルズのルーツを辿ったりするのですが、リトルリチャードよりも前、ブルーグラスとかケルト音楽の古い音源も紹介してて良かったです。ルーツの解説をしながらバックビートとブルーノートに焦点をあててLoveMeDoの解説につないだところが良かったです。