内容説明
簡単そうに見えて、なかなか手ごわい俳句の世界。それはあたかも奥深い森のようだ。その森を40年近くも逍遙した著者が、実作を通して紡ぎ出した珠玉の俳論風エッセー。あなたも「俳の森」に足を踏み入れてみませんか。
目次
俳句の短さについて
俳句固有の方法について
季語について
一大アートプロジェクト
物の見えたる光
ことばの質量変化
見るということ
理屈について
表現位置いまここの獲得
写生について その一
写生について その二
雑の句について
底荷ということ
季語体験
鳥の句あれこれ
主観的表現と客観的表現 その一
主観的表現と客観的表現 その二
季語数のことなど
ことばの重さ
初心者のための作句講座 その一〔ほか〕
著者等紹介
金子つとむ[カネコツトム]
金子勤(かねこつとむ)俳号:金子つとむ。1954年千葉県野田市生まれ。木更津工業高等専門学校卒業。1978年富士ゼロックス(株)入社、上司の朝妻力氏(現雲の峰主宰)の知遇を得て俳句の世界へ。1989年朝妻氏の紹介により、春耕入会、1993年春耕同人(2009年退会)。2000年雲の峰(旧俳句通信)結成時に同人参加。2014年定年退職。2015年地元茨城県取手市にてひばり句会結成。地元での活動に専念するため、2017年雲の峰退会(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。