内容説明
「女子野球」の歴史を辿る―。「女子野球」は日本で過去に二度にわたって盛んに行われた時期があるにもかかわらず、歴史を繋ぐことができなかった。日本野球史の波に埋もれたマイナースポーツ「女子野球」の興亡の歴史を、女性教育・女性の権利といった女性をとりまく社会情勢とともにふりかえる。
目次
第1部 明治大正の女学校野球(明治期の女子教育;日本最古の女子野球;大正期の女子教育 ほか)
第2部 昭和の女子プロ野球(女子プロ野球が興った時代;昭和の女子プロ野球;元“ミス女子プロ野球”回想記 ほか)
第3部 平成からの女子野球(女性活躍の時代に;クラブチームの女子野球;大学の女子野球 ほか)
著者等紹介
八木久仁子[ヤギクニコ]
大阪出身、元全日本代表投手、獣医師。上智大学法学部、大阪府立大学農学部卒業。関西大学、上智大学、武庫川女子大学に女子野球部を創設。クラブチーム結成、ジュニアリーグや学生リーグの設立など、競技環境の整備と運営にも携わり、関西の女子野球振興に貢献。「野球は集団知的ゲーム。遊びだからこそ真剣に楽しむ」野球観で、戦術面だけでなく野球哲学をも鍛えるマネジメントを実践(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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