出版社内容情報
「私のほうが先に死んでまうやろ!」
常識も理屈も通用しない高齢者4人を世話する日々を描いたむき出しの介護エッセイ。
故郷にUターン移住した先に待っていたのは、
92歳の老父と90歳の老母、そして子どものいない88歳の叔父叔母夫婦との何ともやっかいな生活。
わがまま、逆ギレ、能天気、人任せ……四者四様の様相を呈して立ちはだかる4人に、
「これは修行か! はたまた罰ゲームか!」
顔を歪めながらも奮闘する日々。
「ピンピンコロリ!」なんて逝き方は夢のまた夢。
合わせて360歳、平均年齢90歳の彼らに将来の自分の姿を重ね、
「私たちは、どう老いるか」
恐怖を伴った問いが頭から離れない――。
介護を経験した人であれば首がもげるほど共感できる
家族愛もきれいごとも一切通用しない本当の介護を描くせきららエッセイ。
内容説明
わがまま、逆ギレ、能天気、人任せ…一般常識も理屈も通用しない4人の介護が始まった。「これは修行か!はたまた罰ゲームか!」彼らから解放される日を指折り数えながら奮闘する日々。全力で頷けるせきらら介護エッセイ。
目次
第1章 老父母の辞書に「聞き分け」という文字はない(他人事だった介護がついに自分事に!;千葉県大停電!今は相撲どころじゃないんですけど;高齢者は弱者なのか… ほか)
第2章 浮世離れも甚だしい叔父と叔母を巡る事件簿(半年にわたる無免許運転が発覚!;二十四通の書類を書くはめに;当人は困っていることに気づいていない ほか)
第3章 老父母の介護という世にもやっかいな物語(三日に一度は付き添いで病院へ;いい人とは、耳の痛いことを言わない人のことである;このままでは訪問ヘルパーが消滅する ほか)
著者等紹介
こかじさら[コカジサラ]
1958年千葉県生まれ。中央大学専門職大学院国際会計研究科修士課程修了。出版社勤務を経て2016年『アレー!行け、ニッポンの女たち』講談社刊(『負けるな、届け!』として文庫化)でデビュー。2019年9月、現代ビジネスに両親の介護生活を描いた記事を掲載し、大きな反響を呼んだ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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