出版社内容情報
華やかな仕事であるプロ野球選手。しかし、そこには戦力外通告という厳しい現実が待っている。むしろプロ野球に入団したほとんど選手が若くして第2の人生を歩みことになる。首を宣告されたときの葛藤、新しい人生への挑戦のドラマとは。10年を迎える同名の番組から感動的な選手をピックアップ。オリジナル取材を試みて新しい知られざるエピソードを引きだした珠玉の1冊。
内容説明
人生の底を見た男は強い!クビになっても、年齢を重ねても、若い頃の夢を追い求めるプロ野球選手たちの感動のドラマ。
目次
1章 タイガースの四番という重責を越えて―濱中治
2章 退路を断った一世一代の大勝負―平下晃司
3章 格闘技というまわり道からの挑戦―古木克明
4章 少年に野球の楽しさを教えたい―河野友軌
5章 二軍コーチの仕事を支えた出会い―黒田哲史
6章 元メジャーリーガーの次なる人生―福盛和男
7章 夢をくれたドカベンの新たな夢―香川伸行
著者等紹介
遠藤宏一郎[エンドウコウイチロウ]
1963年大阪生まれ。同志社大学卒業後、タレントプロダクションに入社。タレントのプロデュースだけでなくテレビ、ラジオ、舞台の制作にかかわった後、独立。制作プロダクション(有)オーラを設立、代表に就任。現在は、執筆業の傍ら、シカゴマラソン日本事務局の運営なども行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
山田太郎
48
黒田哲史の嫁は新山千春だったのか?しかし、実名だせばいいじゃんか。ところどころ、実名出てないので、誰なのか考えていらいらする。2014/04/14
kinkin
40
戦力外通告を受けた七名の。元プロ野球選手達。彼らのその後の人生が書かれていた。プロという世界の厳しさが伝わってくる。どんな名選手であっても誰にでもある道。人生全てが運ではないと思うが、人との巡り合わせや出会いもその後に影響することも確かだと思う。イチローや松井、田中といった選手はやはり実力はもちろんそのような運自体もすごくあるのではないか。そう考えると人生というのは常に転がり続けるサイコロのようなものだと感じた。図書館にて2015/06/23
kakoboo
17
子供の頃はプロ野球選手全員が成功しているんだとなんとなく思っていたのですが、自分が実際に働き出してから感じたのは生活をしていくことの大変さ。プロ野球でうまくいかなかった選手たちはその生活をして行くことに対して私が思っている以上の苦労や努力をしている人がいるということがひしひしと伝わってきました。特に支えてくれる家族の素晴らしさ、人間は一人ではいきていけない。だからこそ支え合って生きていくんだということを改めて感じました。2017/08/20
たいぱぱ
14
このシリーズは好きでテレビでよく見ます。今回の元選手達の話はどれも見逃したヤツばかりでした。読み物としては簡単にまとめすぎていて、元選手達の心の葛藤の伝わり方が薄いような気がします。しかし厳しい世界だ。小学校の時、心を熱くして見ていた浪商のドカベン香川の話が印象的で、少し寂しく感じました。読み物として内容は薄いけど、「今一瞬を一生懸命生きよう」そう思わせてくれる本でした。2014/03/01
スプリント
11
戦力外通告。非常に厳しい言葉ですが円満に引退できる選手の方が少ないわけで、毎シーズン一定の選手が通告されているんですよね。それぞれに深いドラマがあり想いがあることがひしひしと伝わってくる本です。2015/08/15
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