出版社内容情報
灯台守のヨナ。
ある日、いつもは静かで穏やかな海に嵐が来てヨナは遭難しかけます。
そこを助けてくれたのが、クジラ。
命の恩人のクジラと仲良くなって、また会いたいと願うヨナでしたが、次に会ったときのクジラはとてもつらそうでした。
ヨナは、助けてもらったお礼にと、今度は自分がクジラを助けることにしました。
クジラの口のなかに入ってみると……。
内容説明
とうだいもりのヨナ。海で嵐にあったときに助けてくれたのはクジラでした。そのクジラが苦しそうです。ヨナはクジラを助けることができるのでしょうか…。
著者等紹介
バルー[バルー] [Barroux]
パリ生まれ。モロッコで育つ。フランスで写真、絵画、彫刻、建築などを学び、アートディレクターとして活躍。その間にリノリウム版画の技法を用いたイラストレーションを始め、いまは絵本を中心に精力的に活動している
青山南[アオヤマミナミ]
福島県生まれ。翻訳家、エッセイスト(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
182
表紙絵とタイトルに魅かれて読みました。フランス人作家の環境問題啓蒙絵本、もっと世界レベルで何とかならないでしょうか? 戦争している場合ではないと思います。地球はかなり病んでいます。 https://www.wave-publishers.co.jp/books/9784866213798/2022/03/21
ヒラP@ehon.gohon
22
コミカルにイラストのように描かれた海の中で、灯台守とシロナガスクジラの友情物語が繰り広げられるのですが、この絵本の主題はプラごみの海洋汚染をなくそうというものでした。 クジラのお腹の中にたまったポリ袋の山には圧倒されました。 餌を丸のみするクジラにとって、ポリ袋はクラゲにも見えるのでしょう。 環境汚染を考える絵本でした。2023/07/17
たーちゃん
13
息子は「あっ!袋がここにあるね」と言っていました。2024/02/17
anne@灯れ松明の火
13
新着棚で。表紙とタイトルに惹かれて。遭難しそうになった灯台守のヨナを助けてくれたクジラのシロ。願いが叶って再会した時、シロは辛そうで……。最近多いSDGs絵本だった。こういうところから考えるきっかけがもらえるのはいい。2022/06/25
ほんわか・かめ
10
友だちになったシロナガスクジラのシロ。また会おうと約束したのに姿を現さない。探しに行くと、プラスチックごみがお腹にたまり体調を崩していた。海の美しさと海の友だちを守るために、できることを始めよう。〈2022/WAVE出版〉2025/04/09