出版社内容情報
自分たちの王さまを決めることにしたホットケーキたち。彼らを待ち受けていたのは……衝撃の結末だった!
内容説明
あるひ、たくさんのホットケーキがあつまってホットケーキのおうさまをえらぼうということになりました。みんな「じぶんこそはおうさまにふさわしい」とアピールしますが、なかなかきまりません。と、そこに…
著者等紹介
二宮由紀子[ニノミヤユキコ]
作家、翻訳家。『ハリネズミのプルプル』シリーズ(文溪堂)で赤い鳥文学賞、『だれか、そいつをつかまえろ!』(BL出版)で日本絵本賞翻訳絵本賞、『クリスマスはきみといっしょに』(BL出版)で産経児童出版文化賞、『ものすごくおおきなプリンのうえで』(教育画劇)で日本絵本賞大賞、『へちまのへーたろー』(教育画劇)で日本絵本賞を受賞
朝倉世界一[アサクラセカイイチ]
漫画家。アルバイト先の雑誌編集部でイラストを描き始めて、1988年に漫画家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よこたん
42
“そう、ホットケーキは ほかほか やきたてが いちばんだよね!” 更に私なら、きつね色の一歩手前の焼き色で、ぶ厚すぎずふんわりしてて、もそもそしてなくて、たっぷりのメイプルシロップのホットケーキさんを王様に推すなぁ。子どもの頃、家族で出かけると、お店で食べるのはホットケーキとクリームソーダがお決まりで、パフェやプリンアラモードは聞きいれてもらえなかったことを思い出す。ホットケーキのそれぞれの個性アピールが、とても前向きで笑える。あかや、あおで華やかな体って、今の時季に発生だし。明日朝は、王様を作ろう♪ 2018/06/09
たまきら
31
母娘で大笑い。いやはや、これは当然なようで意表をつく落ちでした。長老はいったいいくつなのか!?あはははは。2019/06/20
yumiha
28
ホットケーキのおうさまを決める、というホットケーキたち。そう言えば、長いことホットケーキ食べてないわ。おいしそうやねぇ。って思っていたら、ノーサンキューのホットケーキも3つほど登場し、食欲が失せましたがな。だいたい「おうさま」なんて権威をほしがるのが間違ってますな。2019/07/01
りーぶる
20
いやいや、色々ツッコミたい。発想は面白いので大人は楽しいけれど、カビとか、全然ダメだと思う・・・。そして新入りさんが王様なのは理解したけど、その結末がシュール。そりゃ誰だって王様になりたくないだろうし、なんならカビだらけになりたいって思うんじゃないだろうか。娘は「王様を決める」という事がまだ理解できないようで、反応薄め。(2歳9ヶ月)2019/04/13
バニラ風味
18
いやあ、世の中にはいろんなホットケーキがあるものです。確かに焼き具合やトッピング、保存状態によって様々。そのホットケーキが集まって、だれがおうさまにふさわしいか、と大さわぎ。それぞれ、自分の特徴をアピールします。中には、カビが生えてるのもいたりして。そこにやってきた女の子が選んだおうさまは、やはりね!という見た目のホットケーキ。でも、選ばれたということは当然…。面白かったです。宮沢賢治の「どんぐりとやまねこ」を思い出しました。2019/06/19