出版社内容情報
本書のタイトル「加害者の指導と支援でいじめを減らす」を見て,「被害者支援」の間違いではないかと思った読者も多いのではないだろうか。しかし,間違いではない。
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中学校教諭,校長,大学教員などを経験し,岡山方式学校コンサルテーションシステムを考案した著者がまとめた「いじめをゼロにする」ためにできること。その理念と方法を詳しく語ったものが本書である。
いじめを限りなくゼロにする。その鍵となるのが,加害者への指導と支援。通常,いじめが発生をすると,被害者の子どもたちを分け,加害者の子どもたちには反省を促して終わらせることが少なくない。しかし,加害者の子どもたちを徹底指導することこそ,学級の雰囲気を変え,被害者の子どもたちの未来のためにも必要なことである。
本書は,いじめという現象と,いじめ問題への学級,学校,家庭まで含めた対応方法を詳細に記したもので,教師だけではなく,養護教諭,スクールカウンセラー,スクールソーシャルワーカーなど,多くの学校関係者,必読の1冊である。
【目次】
第1章
なぜいじめはなくならないのか?
第2章
事 例
第3章
いじめへの正しい対応
──学校として
第4章
いじめへの正しい対応
──保護者として
第5章
いじめ加害者支援システム
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