新潮文庫<br> サッカーという名の戦争―日本代表、外交交渉の裏舞台

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新潮文庫
サッカーという名の戦争―日本代表、外交交渉の裏舞台

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  • サイズ 文庫判/ページ数 266p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784101357911
  • NDC分類 783.47
  • Cコード C0195

内容説明

アテネ五輪への出場、テレビ中継の実現、ハロプロとの協力…。なでしこジャパン奇跡のW杯優勝の背後には、チーム強化と知名度の向上のため、選手と協会が一体となった10年にわたる周到な準備があった!自ら関わった数多くの日本代表戦のマッチメイクを振り返り、ピッチ外で火花を散らすもう一つの戦い=「外交交渉」の真実を、通産省出身のサッカー協会元専務理事が明かす。

目次

序章 サッカーのもうひとつの戦場
第1章 アテネ五輪予選の裏側
第2章 なでしこジャパンの飛躍
第3章 マッチメイクとは何か
第4章 アウェーの戦い、欧州を駆ける
第5章 国際政治に揺れ動いたW杯アジア予選
第6章 ドイツW杯へ、アジア地区予選
第7章 日本サッカーの未来へ
終章 スポーツの持つソフトパワー

著者等紹介

平田竹男[ヒラタタケオ]
1960(昭和35)年、大阪府生れ。’82年横浜国立大学卒。同年通商産業省(現経済産業省)入省。’88年ハーバード大学ケネディスクール卒。’89(平成元)年から’91年まで産業政策局サービス産業室室長補佐。この間、Jリーグ設立、2002年W杯日本開催招致、サッカーくじの創設に携わる。’91年から’94年まで在ブラジル日本大使館一等書記官。石油天然ガス課長を最後に退官し、2002年から’06年まで、(財)日本サッカー協会専務理事。現在は早稲田大学大学院スポーツ科学研究科教授、日本スポーツ産業学会理事長、東京マラソン財団理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

こも 旧柏バカ一代

18
男女の日本代表のマッチメイク、プリンスリーグの設立。色んな事をされていたんだな。。それが今も受け継がれている。2020/03/12

太鼓

13
試合のずっと前から試合は始まっています。マッチメイクで有利に立てるかが試合の勝敗をわけることがある。マッチメイクは他国との折衝なため、サッカー以外の分野で人脈がある人だとうまくいきやすい。まさに平田さんがそうなんですね。スポーツ分野と官僚との人材交流なんていいんじゃないですかね。特に国際的な関わりがあるスポーツなんてもってこいだわ。官僚時代のツテがそのまま使えるんですから。2016/06/19

gonta19

12
2011/9/28 札幌のジュンク堂丸善にて購入。2011/10/29〜11/4通産省から日本サッカー協会に転身した平田氏の協会時代の仕事をまとめた本。とても優秀な人だったとは聞いていたが、噂にたがわぬ人物のようだ。某チェアマンに嫌われて職を追われたときいているが、勿体無いなあ。2011/11/04

thee birdmen

9
マッチメイクの大切さ。それは強化試合について言われるものだとばかり思っていたけれど、W杯予選やアジアカップなどでも実に密接に関わっているということは大変興味深かった。次世代に受け継がれる「シード権」という「たすき」についての話も目からウロコが落ちた。“消化試合はない”という言葉はもっと広く認識されるとサッカーの見方がさらに変わるだろう。2012/03/20

ホワホワ

8
自国の利益を主張するのではなく、そこはうまくカモフラージュして、全体の利益を主張する。交渉事の参考になりますね。 寒さに慣れていない中東の国を日本が寒い季節の間に呼んで倒す、という戦略なんかもありまして、マッチメイクも含めてサッカーの戦略なんですね。ブラジルでのキャンプ地問題はそこらへん活かされていなかったと思いますが…。ああいうことは今後ないようにしていただきたいですね。2016/07/08

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