出版社内容情報
芸術活動を通して自身や世界と向き合う豊かな実践であり研究法でもあるアートベース・リサーチ(ABR)。本書では,その源流ともいえる創造的芸術療法(クリエイティブ・アーツセラピー)を基にしたビジュアルアート,音楽,ダンス・ムーブメント,ドラマといった多様な芸術媒体を用いたワークショップ体験を通じて,人間や社会への理解を深め,ABRを体得することを目指した実践を紹介しています。
芸術の知を通して世界を変えようとする協働的な探究であり創造的な実践であるABRの魅力を伝える一冊です。
【目次】
第1章 「芸術の知」と「芸術の癒し」による研究・探究 (尾上明代)
第2章 アートセラピーとABR:可視化された作品を介した自己探求 (倉石聡子)
第3章 音楽療法とABR:音の「聴取体験」における自己探求ワークショップの一事例 (高田由利子)
第4章 ダンスセラピーとABR:身体の知を拓くダンス/ムーブメントによる探究 (神宮京子)
第5章 ドラマセラピーとABR:演じることを通してものごとを探究する (尾上明代)
第6章 アートベース・リサーチを体験する:ABRの実践からの学び (伊東留美)
第7章 ドラマセラピーが異文化生活における対人関係問題に与える効果:多様な芸術表現による探究 (万?)
第8章 “ドラマ”に出会った意味:「まゆとも」メンバーとの語り合い法とアートグラフィー (足立典子)
第9章 by your side 障害のある同胞を肯定的に捉えるきょうだいについてのアートベース・リサーチ:クレイアニメーション作品の制作を通して (尾﨑文音)
内容説明
芸術活動を通して自身や世界と向き合う豊かな実践であり研究法でもあるアートベース・リサーチ(ABR)。本書では、その源流ともいえる創造的芸術療法(クリエイティブ・アーツセラピー)を基にしたビジュアルアート、音楽、ダンス・ムーブメント、ドラマといった多様な芸術媒体を用いたワークショップ体験を通じて、人間や社会への理解を深め、ABRを体得することを目指した実践を紹介しています。芸術の知を通して世界を変えようとする協働的な探究であり創造的な実践であるABRの魅力を伝える一冊です。
目次
第1章 「芸術の知」と「芸術の癒し」による研究・探究(尾上明代)
第2章 アートセラピーとABR:可視化された作品を介した自己探求(倉石聡子)
第3章 音楽療法とABR:音の「聴取体験」における自己探求ワークショップの一事例(高田由利子)
第4章 ダンスセラピーとABR:身体の知を拓くダンス/ムーブメントによる探究(神宮京子)
第5章 ドラマセラピーとABR:演じることを通してものごとを探究する(尾上明代)
第6章 アートベース・リサーチを体験する:ABRの実践からの学び(伊東留美)
第7章 ドラマセラピーが異文化生活における対人関係問題に与える効果:多様な芸術表現による探究(万〓)
第8章 “ドラマ”に出会った意味:「まゆとも」メンバーとの語り合い法とアートグラフィー(足立典子)
第9章 by your side障害のある同胞を肯定的に捉えるきょうだいについてのアートベース・リサーチ:クレイアニメーション作品の制作を通して(尾〓文音)
著者等紹介
尾上明代[オノエアケヨ]
アナウンサーや役者としての活動(NHK・テレビ朝日等のニュースや教育・教養番組を担当)後、1999年、文化庁の新進芸術海外研修員として渡米。イリノイ大学大学院College of Fine&Applied Artsで客員講師としての活動中にドラマセラピーと「運命的な出会い」をし、日本国内第一号のドラマセラピスト、そしてトレーナー(北米ドラマセラピー学会公認)となる。ドラマセラピーを、教育・臨床現場だけでなく、多くの人々が創造性を高めてより楽しく生きるための媒体として、命ある限り提供していきたい、という思いで活動を続けている。現在、立命館大学大学院人間科学研究科教授、東京大学教育学部非常勤講師、ドラマセラピー教育・研究センター代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。