内容説明
千葉県初の「民主」県政となった柴田等知事県政(1950~1962)の動向を中心に、戦後復興期の矛盾の中で高揚する社会運動と政治のダイナミックな展開を描く。御料牧場の開拓紛争、県下初の町議会リコール運動、市川競馬・競輪場設置問題、九十九里基地闘争、旧茂原飛行基地復活阻止闘争など自治体史でも取り上げられない特色ある社会運動も詳述。
目次
序章 公選知事による戦後復興と地域開発
第1章 官選知事最後の県政と起ち上がる諸階層
第2章 初代公選知事川口県政と社会矛盾
第3章 冷戦激化の中の柴田「民主」県政と社会運動の諸相
第4章 農工両全模索県政と社会運動の高揚
第5章 柴田自民党県政と社会運動の広がり
終章 地域開発に果した柴田県政の役割と社会運動の様相
著者等紹介
池田宏樹[イケダヒロキ]
1937年11月、東京都生まれ。1960年3月、千葉大学文理学部卒。1960年4月、千葉県公立高校教員となる。1988年4月、千葉経済短期大学商経科助教授に就任。1995年4月、千葉経済大学短期大学部教授。2008年3月、定年退職、同大学短期大学部名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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