カレル・アンチェル―悲運に生きたマエストロ

個数:
  • ポイントキャンペーン

カレル・アンチェル―悲運に生きたマエストロ

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2024年04月27日 09時59分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ B6判/ページ数 230p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784865980608
  • NDC分類 762.348
  • Cコード C0073

出版社内容情報

「わが祖国」「新世界より」など数々の名演を遺し、チェコ・フィルの黄金時代を築き上げた指揮者カレル・アンチェルの本邦初の評伝。「わが祖国(スメタナ)」、「新世界より(ドヴォルザーク)」など数々の名演を遺し、チェコ・フィルの黄金時代を築き上げた指揮者カレル・アンチェル、日本で初めての評伝。

アウシュヴィッツ強制収容所から生還しチェコ・フィルの首席指揮者となるも、チェコ事件によりカナダへの亡命を余儀なくされ、晩年にはトロント交響楽団の指揮者となったカレル・アンチェル(1908?1973)。
常に時代に翻弄された生涯の中で、音楽への情熱を失わなかった彼にはどのような思いがあったのか。
その数奇な人生に、アンチェルに魅せられたピアニストが迫る。

高橋 綾[タカハシ アヤ]
著・文・その他

内容説明

「わが祖国(スメタナ)」「新世界より(ドヴォルザーク)」など数々の名演を遺し、チェコ・フィルの黄金時代を築き上げた指揮者カレル・アンチェル、日本で初めての評伝。膨大なレパートリーを持つアンチェルのディスコグラフィー付き。

目次

第1章 誕生からプラハ音楽院入学まで 一九〇八~一九二六
第2章 学生時代からプラハ放送交響楽団指揮者就任までの歩み 一九二六~一九三九
第3章 暗黒の時代 テレジーンからアウシュヴィッツへ 一九三九~一九四五
第4章 楽壇復帰からチェコ・フィル音楽監督時代 一九四五~一九六八
第5章 トロント交響楽団の音楽監督として 一九六八~一九七三
補章 アンチェル再評価の動向・CD一覧

著者等紹介

高橋綾[タカハシアヤ]
1973年東京生まれ。桐朋学園大学音楽学部作曲理論学科(音楽学専攻)卒業ならびに研究科修了。現在はピアノ教室を主宰。ピアニストとしても活動している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Nobuko Hashimoto

21
WW2中、テレジン収容所で開かれたコンサートで演奏されたパヴェル・ハースの曲について調べていて行き当たった本。アンチェルは現代音楽を精力的に取り上げたチェコの指揮者。ハースがテレジンで書いた曲も彼が指揮し、戦後は楽譜の復刻にも尽力した。ただ、アンチェル自身は収容所時代は思い出したくないと、収容所時代に扱った曲は演奏しなかったそう。チェコフィルの指揮者として活躍したが、1968年のプラハの春弾圧を機にカナダに移ったせいか、母国ではやや影が薄いそう。彼の振った曲もおいおい聞いてみたい。2021/10/14

コチ吉

6
チェコフィルもお気に入りオケのひとつ。アウシュヴィッツの悲劇的体験が音楽に出ているとは勿論ストレートには言えないが、巻末のディスコグラフィーを見るとそのレパートリーに影を落としているような気がする。ナチスの幹部らのクラシック愛好は夙に有名だが、人間の闇というものの存在を考えさせられる。2019/05/29

どら猫さとっち

3
僕のなかでは、アンチェルはアウシュヴィッツで家族を亡くし、チェコの音楽(ドヴォルザークやスメタナなど)を得意とした指揮者という認識があった。本書を読むと、幅広いレパートリーを増やし、グレン・グールドとの共演したことがあり、演奏家だけでなく、各界で人気があったという。背広の広告にも登場している。本書を読んで、彼の演奏にも触れてみたい。2019/03/13

ごえもん

3
facebookである方が紹介していたので早速読みました。そういえば指揮者についてはあまり生い立ちを知る機会はないものですね。このアンチェルもアウシュヴィッツで家族を失うという経験もしているのですね。自らも テレジーン収容所(って初めて知りました。ナチスがユダヤ人を虐待しているのではないかと言う国際世論に対応するために、文化活動を推奨していた。)において、アンチェルには常に音楽があるのですね。クーベリックやノイマンなどよく聞いた指揮者も出てきて楽しめました。2019/01/06

NyanNyanShinji

0
チェコの名指揮者カレル・アンチェル唯一の日本語の伝記。 ユダヤ人という出自のため、強制収容により別れた父母、妻子をナチのホロコーストにより失うが、音楽が彼の心に支えになったという。その後、第二次世界大戦によりボロボロになっていたチェコフィルを見事に復活させる(実際、このコンビによるストラヴィンスキーの春の祭典を聴くと、アンチェルのトレーニングによる機能美を示しつつも木の匂いのする素晴らしい演奏である事がわかる)。しかしプラハの春により海外亡命を選択し、彼の人生はまた振り回される事になる。2021/11/27

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/13348030
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。