内容説明
本書は、その全盛期にあたる16世紀から17世紀に流布していた錬金術文献や当時の文学的資料を中心とし、その他、年代的に幅広く、大量の文献資料を学術的に精査して、錬金術における用語や、紀元後初頭の数世紀から20世紀末までの象徴表現を網羅的に収録、集大成し、それらが持つ意味を、具体的に錬金術と文学の資料を引用しながら、専門家ではない一般読者にも分かりやすい物理的(自然科学的)観点と、秘義的すなわち哲学的観点の双方の視点から簡要に解説している錬金術事典である。
著者等紹介
エイブラハム,リンディー[エイブラハム,リンディー] [Abraham,Lyndy]
『錬金術のイメージ・シンボル事典』執筆時はニューサウスウェールズ大学英語学部博士研究員。錬金術ならびにその文学への影響を研究し、多くの著書、論文を発表している
大木富[オオキトム]
1958年神奈川県生まれ。早稲田大学大学院文学研究科博士前期課程修了。神奈川工科大学教授。専門は、16・17世紀の英詩、中世思想史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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