感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Natsuko
17
カフェを立ち上げた人の自由な一日…と思って借りたら…障害を持つ男性のカフェで働く一日を追いかける本だった。切り替えて勉強本として読み始める。文章に加えピクトグラムを活用した「LL本」、まだ日本ではなじみが薄いが、現在検討中の読書バリアフリー法にも盛り込まれているとのこと。軽度の知的障害をもつ裕二さんの仕事と人間関係、そして恋愛、結婚、家庭・・・。私が関わっている方々がこの本を読んでどんな感想をもつだろうか・・・プラスの反応ばかりではないだろうが、自分も!と夢を持つ人がいてほしいと思いながら読了。2020/11/13
軍縮地球市民shinshin
12
カフェで働き、一人暮らしをして、車で通勤し、恋人との同棲も考えている裕二さんの1日。軽度の知的障害だというが、職場でも頼られ立派に社会人として生活している。障害をもっているからといって、変に気を遣いすぎたり甘やかしたりするのは間違いだなーと思った。 彼に仕事は面白いかと質問したら、「特に面白いとは思わないが、仕事だから手抜きは一切しない。食うために仕事をしている」とあった。仕事は「生きがい」でもあるが、「食うため」でもある。水木しげる翁が「食うために漫画を描く」といっていたが、それも真理だと思う。2019/05/05
かやは
7
子供向けの、お仕事紹介写真絵本的なものかな?と手に取った。LLブックという絵記号のついた形態で、知的障害や母語の異なる人など、さまざまな人にわかりやすく届けることを目的としているという。裕二さんは軽度知的障害者。サポートを受けながらカフェの仕事をしている。適切な福祉に結びつくことができれば、このように生き生きと日々を暮らすことができる。そうなると問題は、ボーダーライン上にいる人なんだろうな、とも感じた。2025/03/18
うさっぴ
5
「自分のことは、自分で考えていいし、自分で決めていいのです。あなたの人生は、あなたが主人公だからです。」私も自分のことは自分で決めていこう!2022/05/09
suiu
3
2人で広い食堂を掃除ってなると手分けして協力し合わないと終わらないよね。 キレイな職場で快適そうでいいと思いました。2024/07/02