出版社内容情報
人気の料理家・エッセイスト麻生要一郎の思い出を彩る飲食店案内。自らの経験とともに綴られる文章は、読む人を温かく、時に切ない麻生要一郎ワールドに誘い、その味を疑似体験させてくれます。人とのつながり、日々生きることの大切さ……心潤う、温かいスープのような一冊。
本書は、ウェルビーイング100 byオレンジページ(https://www.wellbeing100.jp/)の連載「僕が食べてきた思い出、忘れられない味」(2022年10月~2024年5月)をまとめ、加筆・修正したものです。
目次
僕が生まれ育った街・水戸(伊勢屋(甘味・軽食)
加寿美屋(パン・ケーキ) ほか)
思い出の滲む老舗(煉瓦亭(洋食)
花むら(天ぷら) ほか)
ずっと食べ続けたい味(コーヒーパーラー ヒルトップ・山の上ホテル(喫茶・軽食)
うどん豊前房(うどん) ほか)
僕が一息ついている場所(ウエスト青山ガーデン(喫茶・軽食)
HORAIYA(コーヒー・サンドイッチ) ほか)
おわりに、にかえて(“対談”吉本ばななと麻生要一郎―味わうのは料理だけじゃないから;思い出のお店(各店データ一覧))
著者等紹介
麻生要一郎[アソウヨウイチロウ]
料理家、文筆家。家庭的な味わいのお弁当やケータリングが、他にはないおいしさと評判になり、日々の食事を記録したインスタグラムでも多くのフォロワーを獲得。料理家として活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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tetsubun1000mg
14
タイトルと表紙から選ぶが初読みの作家さん。 現在はケータリングのお弁当と料理や食事に関するエッセイを書かれている方のよう。 以前は飲食店や宿泊施設を営んだ経験からか、ご自分で食べてきた飲食店を紹介している。 高級店はあまりなく、割と普段使いのお店が多いような気がする。 店主やお店の歴史にもさらりと触れて、味だけではなくお店の雰囲気も伝わってくる。 文章もスッキリと読みやすく、読み進めるうちに穏やかな気持ちになってくる本でした。2024/12/15
あるぱか
2
麻生さんの書かれる文章が好きで、お店案内ということで楽しみにしていました。どんなところが好きか、いつも頼むものは何など、一緒にお店に伺ってある話を聞いているような文章でした。唯一残念だったのは、私自身の食の好みとは違ったので行ってみたいお店は少なかったこと。素敵な文章だからこそ、好きだと思った人が行くべきだなぁと思いました。2024/11/28