目次
龍馬のおもかげ
龍馬との出会い
寺田屋の思い出
伏見遭難
薩摩旅行
海援隊
周囲の人びと
龍馬暗殺
流転の日々
おりょうの生い立ち
特別収録一 時代の中のおりょう像
特別収録二 おりょうあて龍馬書簡
著者等紹介
一坂太郎[イチサカタロウ]
昭和41年(1966)兵庫県芦屋市に生まれる。大正大学文学部史学科卒業。現在、萩博物館特別学芸員・防府天満宮歴史館顧問などを務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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しげ
66
お良さん目線で語られる龍馬像と坂本家は新鮮でした。龍馬が脚光を浴びたのは死後30年以上経った明治後期で世情、国策も感じてしまう。幾多のドラマや小説と実際の相違は想像するしか無いが稀有な偉人には違いない。龍馬の遺言通り土佐の実家で暮らす事となるが遺産問題等もあり不仲となる。元々共に暮らして無いのだから仕方ない…明治維新が成功してなければ国家転覆を目論む革命家の妻にして同士の女性、熱い人間過ぎて上手く行く気がしません。お良さんの死後「龍馬お良の慰霊碑」建立となり再婚相手も元妻と知っていたと思うが胸中思うと複雑2023/05/10
ランフランコ
6
お龍の目線での話なんで、これまで読んだ竜馬の本に比べて、遥かに生々しい竜馬が描かれている。エピソード1つ1つが等身大の竜馬で非常に面白い。また、西郷とは本当に信頼関係があったようで、なんかそこはうれしかった。竜馬にはお龍さんがピッタリだったように思う。2024/03/15
eriko*
6
小説では感じられない、良いも悪いない、結論も解釈もない、そのままの素材を感じられて面白かった。さすが龍馬とその妻です。2023/11/28
Yohei Kameya
2
等身大な英雄の姿が垣間見える。 歴史的な史観で見ると、多くの英雄が人格補正されたりする。でも一人の人間である限り、些細なイタズラをしたり、自分を誇示したりするのは当たり前。 坂本龍馬が更に身近に感じることの出来る一冊 2019/06/03
Ryoko
1
龍馬の妻、おりょうさんが語った等身大の坂本龍馬。龍馬の幼い頃のエピソードから現代なら~障害と診断されるかもと、読み始めて最初に思う。いろんな事件での龍馬の行動が語られるが変装して花街に出かけ楽しむエピソードからやんちゃ坊主的な一面もあったのだろう。おりょうさんは龍馬より気性が激しく度胸の座った人?命を狙われる生活を送っていたのに何故かイキイキし楽しそうな2人が姿が目に浮かんだ一冊だった。2023/06/11