内容説明
人生で大切なのは、今までではなくこれから…。夫の死、震災、容赦ない試練。老いた母は、明日への希望をどう紡いでいったのか。愛しく、切なく、逞しい母の言葉が熱い―。震災を乗り越えて今を生きる84歳。
目次
第1章 東日本大震災―それは絶望から始まった(3・11;津波 ほか)
第2章 「もう一度生まれ変わっても…」亡き夫へのラブレター(祭壇;大福もち ほか)
第3章 老いてなお「生きていく」ということ(鏡;どうしよう ほか)
第4章 飼い猫ブログ「おいらの独り言」(メタボ猫 おいらに成り代わっての独り言;息子家族 帰省のあとに ほか)
第5章 八十四歳 今を生きる(鹿狼山に誓う;死んでたまるか ほか)
著者等紹介
武澤順子[タケザワジュンコ]
昭和8年旧満州、旅順生まれ。昭和21年、終戦のため引き揚げ福島県相馬郡新地へ。結婚後、一男一女をもうけ、主婦業の傍らヤクルト販売店員として39年間勤務。52年連れ添った夫・豊を事故で亡くした3か月後、東日本大震災で被災、家も半壊。震災からの再生を綴った「震災日記」が平成24年「生きてやろうじゃないの!79歳・母と息子の震災日記」(青志社刊)として上梓
武澤忠[タケザワタダシ]
フリーディレクターを経て、現在日本テレビ放送網株式会社チーフディレクター。TBS「ブロードキャスター」等を担当。実家を取材した異色のドキュメンタリー「リアルワールド ディレクター被災地へ帰る 母と僕の震災365日」は平成24年度文化庁芸術祭参加、番組審議委員会推薦作品となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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