出版社内容情報
選手、スカウト、コーチ、監督、フロントとして、ヤクルト球団に携わること44年。小川淳司ゼネラルマネージャー(GM)ほど、野球に精通している者はいない。ヤクルト球団の生き字引的な存在である小川GMの初の著書。
野村克也、江夏豊、若松勉、掛布雅之、岡田彰布、原辰徳、荒木大輔、長嶋一茂、栗山英樹、古田敦也、高津臣吾、宮本慎也、石川雅規、青木宣親、山田哲人、村上宗隆――“ヤクルト人生”の歩みの中には、何人もの球界の偉人たちとの出会いがあった。
偉人たちとの秘話と真剣勝負の舞台裏を赤裸々につづる!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
katoyann
17
東京ヤクルトスワローズのゼネラルマネージャーを務める小川淳司さんによる反自伝的回顧録。「ジェットコースター」のように順位が上下するのがスワローズの特徴だとする。ホームグラウンドである神宮球場は「ヒッターズパーク」(ホームランの出やすい球場)であるが、打者の大砲が揃う年よりも投手の調子がいい年に優勝する傾向があると考えており、投手陣の整備がチームの課題だと述べている。現状認識よりは、バレンティンやオンドルセクとの秘話などのエピソードトークが面白かった。温厚で真面目な人柄が文体にもあらわれている。2025/05/21
茶々丸
2
選手、コーチ・監督、フロント(現在はGM)と現役最終年の1年間を除きヤクルト一筋に歩んできた小川淳司氏が、その経験を基に著したエピソード。 ファンとしては楽しみに手にしたのだが、結構他人に対する批判的描写が多い。それも、現在でも球団に関わっている人に対しても。。。「う~ん、大丈夫なんだろうか、今後の人的関係。」と思わされたことも何度か・・・ あと、けが人が多いという話はファンなら誰でも感じているわけで、その根本的原因や今後の対策・方針が知りたいよな。 最後に、つば九郎についても触れてほしかった(笑)2025/05/11
sheep book
1
出てくる人たちのエピソードが強烈です。実名で書くのが危険なレベルです。今だからこそ明かせる、というにしてもまだまだ早いくらいです。2025/03/13