帰る家がない少年院の少年たち

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  • サイズ 46判/ページ数 220p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784865814330
  • NDC分類 368.7
  • Cコード C0095

出版社内容情報

闇バイト、半グレ、詐欺、虐待……「明日はいらない」

女子少年院の少女たちを取材した著者が、今度は多摩少年院、久里浜少年院の4人の少年を取材し、少年たちの心と犯罪の背景に迫った。幼少期から親に虐待されて家出、食うために窃盗や強盗をした子ども。友達の身代わりに詐欺の受け子をして抜けられなくなった子ども。それぞれの犯罪の裏には、まだ自立できない年齢なのに、頼れる大人も安らぎもないという家庭や社会の問題がある。また、少年院を出ても昔の仲間が足を引っ張る。追い詰められた結果、闇バイトの実行犯として懲役刑を受けた18歳の「特定少年」は「捕まってホッとしている」と言った。自暴自棄になっていた別の少年は「犯罪をして、ダメになったら死ねばいいやと思ってた」――。

頼れる人のいない少年が生きていくには多くの困難がある。だが少年犯罪厳罰化は進み、2022年、改正少年法が施行された。自身も少年院経験者の著者は、彼らが犯罪へと踏み込んでいくのは少年だけの問題ではなく、社会、すなわち大人の問題でもあると語る。人は人とつながることで生きていける。支えがあれば、人は変われる!

内容説明

闇バイト、半グレ、特殊詐欺、虐待…「明日はいらない」。頼る人も安らぎもなく、犯罪に走った少年たちの孤独な心。女子少年院経験者が迫る少年犯罪のリアルと裏側!支えがあれば、人は変われる!

目次

序章 逮捕を望む少年たち
第1章 虐待されつづけ、明日が見えなかった―コウタ・17歳(窃盗)
第2章 家にいられず、犯罪をして生きてきた―ヒロキ・19歳(傷害・詐欺)
第3章 犯罪の事実を抱えてどう生きるか―タクミ・19歳(詐欺・住居侵入強盗未遂)
第4章 追い詰められ闇バイトで再び犯罪へ―ワタル・18歳(出院後、強盗傷害等で再逮捕)
第5章 支えられて、自分の未来を考えはじめた―その後のコウタ
終章 生き直せる社会に向けて

著者等紹介

中村すえこ[ナカムラスエコ]
1975年、埼玉県に生まれる。15歳でレディース(暴走族)「紫優嬢」の4代目総長となり、多くのメディアに取り上げられるが、抗争による傷害事件で逮捕され女子少年院に入る。17歳で仮退院後、レディースを破門となって生き方を見失い、覚醒剤に手を出し再逮捕。だが、周囲の支えを受け新たな道を歩みはじめ、2度の結婚、離婚を経て4人の子を持つ母となる。2009年、少年院出院者自助グループ「セカンドチャンス!」を仲間とともに立ち上げる。2020年、最終学歴中学校から通信制大学を卒業し、44歳で高校教員免許を取得。現在、高校教師を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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nonpono

46
わたしの理想の男性はわたしの「なぜ?」に答えてくれる人、一緒に考えてくれる人かな。最近のわたしの「なぜ?」は闇バイトである。強盗って、強盗致死ってめちゃくちゃ罪が重いのになぜ、若い子は繰り返すのか?本書を読むと断片が透けてくる。まず、虐待される家に帰りたくない、帰りたくないから半グレへ。入口は携帯の契約とかATMでの受け子、そこから着実に階段を登るようにあがる犯罪。もう断りたいのに家に帰れない、地元の友人宅や彼女宅しか居場所がない。いつの間にかにいる悪い先輩。だんだんがんじがらめになる絆。悪循環を感じた。2024/10/31

ちさと

20
傷害事件と覚せい剤で2度の逮捕歴を持つ元レディース総長の著者と、「ここ(少年院)にいたい。相談出来る大人もいるし殴られないし、危険も感じない。」と語る少年たち。この対比が時代の変化を語っている。夫婦共働き核家族が当たり前になって、子どもの面倒を見る大人の数が減った。代わりにそんな子どもたちを狙う悪い大人は増えた(外国人を含む)。子は国の宝じゃないですか。少年院にいる方が幸せだなんて事があってはいけない。社会全体の問題として取り組むべき課題だ。2025/04/01

ただぞぅ

17
暴走族時代は全国制覇できなかったが、少年院訪問は全国制覇を達成した著者。「少年達の生い立ちや犯罪に至る経緯を知ってもらうこと」が社会を変える一歩!その思いは学ぶ気持ちへ変わり、中卒から大学へ進学、そして44歳で教員免許を取得し高校教師として働きながら全国各地に訪問している。本作では今も社会を揺るがしている闇バイトで逮捕された少年も登場し犯罪に巻き込まれていく様子を語っている。捕まることに対する抵抗感が薄く何事にも無気力感が漂う今の子達。これがZ世代の特徴であり、社会が生み出した本当の闇なのかもしれない。2024/12/21

Mirror

11
ニュースで聞いたあの名前が出てきて、びっくり(・・;)その後を知るなんて。法務教官を目指していた頃のことを思い出しました。少年の問題はその裏にある大人の問題。少年たちにとって、信頼できる大人になれるように頑張っていきたい。2024/09/23

TOMTOM

5
ここでいう「家」は実際の家というよりかは、少年たちが「安全に、安心に生活できる居場所」の象徴として使われているのであって、そこが家である必要ないと伝わってきます。では実際の家ではないならば、となると「地域」になるのでしょう。機能不全の家庭で育っても、彼らを支える人が多数いることで、彼らは再犯を起こす確率をグッと減らせるんだろうと。筆者も若いときに少年院に入院していたりしていて、加害者の少年たちに寄り添いたい、力になりたいという気持ちが全面に伝わってきました。2025/06/16

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