危機の新聞 瀬戸際の記者

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危機の新聞 瀬戸際の記者

  • 坂 夏樹【著】
  • 価格 ¥1,760(本体¥1,600)
  • さくら舎(2022/04発売)
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  • サイズ 46判/ページ数 224p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784865813401
  • NDC分類 070.21
  • Cコード C0095

出版社内容情報

いま、新聞社で何が起きているのか!

デジタル化の大波は新聞社をも襲っている。紙の部数が激減するなか、デジタル版を推進する新聞社の内部で何が起こっているのか。元大手新聞記者が、デジタルファーストで内部崩壊していく新聞社と取材現場の実態を描く! デジタルファーストの号令一下、アクセス数を稼ぐためのネット優先態勢が始まった。記者会見で一心不乱にキーボードを打つだけの記者、現場に行かずSNSと動画で取材をすますだけの記者、記事の中身よりもネット受けを求められる記者……。

速報性と合理化の前に「原稿は足で書け」は死語となったのか。若手育成の場だった支局は記者数が激減し、取材現場の弱体化はとどまるところを知らない。しかし、ネットニュースの大元は紙の新聞記事である。プロの取材力とチェック体制に裏打ちされたニュースこそがネット報道を支えているのだ。取材現場から失われゆくものに警鐘を鳴らし、新聞の底力を訴える書。

内容説明

すべてのメディアが直面しているデジタル化の荒波!後ろ向きの経営陣、錯綜する若手記者、脱力するベテラン記者!歪んだ合理化と効率化で疲弊する職場。とどまるところを知らない取材現場の弱体化。新聞の底力の復活はあるのか!

目次

第1章 衰弱していく新聞記者たち
第2章 デジタルファーストで劣化する新聞社
第3章 安逸になった取材現場
第4章 消えた特ダネへの執着
第5章 合理化と効率化がもたらす内部崩壊
第6章 新聞の底力

著者等紹介

坂夏樹[サカナツキ]
1961年、大阪府に生まれる。全国紙の元記者。論説委員などを歴任したほか、大阪や京都を中心に警察、司法、行政などを主に担当した。一方で、バブル経済期の闇社会の実態に迫る特命取材にたずさわったほか、平和問題や戦争体験、人権問題を取材テーマにした(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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trazom

112
著者は元毎日新聞の記者。新聞は斜陽産業だと徹底的にこき下ろす。内容よりもスピード重視の記事、アクセス数やいいね!の数でのニュースの評価、足で原稿を書かない記者、「特ダネ」や「特落ち」への執着の喪失など、「雁首取り」や「殺し3年火事8年」などの昔気質の記者修業を積んできた著者には、絶望的な状況なんだろう。著者の批判は、デジタルファーストに走り、合理化と効率化で内部崩壊を生んだ新聞の経営者に向けられるが、そもそも、クオリティペーパーを育てようという意思を失った国民の側にも、大きな責任があると思えてならない。2022/06/03

読特

37
速報性はネットに後塵を拝し、中身の濃さは書籍に劣る。広げにくい大きさに拘り、読まない方を悪者にする。記者クラブという参入障壁を作り、特権意識に染まる。・・負のイメージしかない新聞。発行部数減が取材の現場にしわ寄せる。人員削減。現地に行けない記者たち。質の悪化に拍車がかかる。育たない人材。・・ジャーナリズムの崩壊は国の衰退を招く。「だから新聞は守るべき」という決めつけには同調できない。メディアの形にこだわる必要はない。新聞ができなくなった業界にとって必要なこと、新しきものが引き継ぐ。それが本来あるべき姿。2022/06/28

おさむ

35
著者は1961年生まれの元毎日新聞記者。30年以上勤めたが、早期退職に応じた。部数減、記者減、余裕減と「負のスパイラル」に陥っている新聞業界の現状を、当事者の視点から描いている。所々に恨み節も混じるが、総じてフラットな記述にとどまる。要するに、ネット社会の到来で、情報の入手と発信における新聞の既得権益が崩壊した、ということなのだろう。社会の動きは多面的でネットが教えてくれるのは一面との指摘はなるほどと思いつつも、若きデジタルネイティブ達の感覚は違うのでないかな、とも感じた。2022/09/04

どら猫さとっち

12
元新聞記者が目の当たりにした、現在の新聞社の実態と、危惧と警鐘の告白。最近では「こたつ記事」という言葉を耳にしたりするが、それ以上のことが起きているとは。デジタルファーストによる劣化、合理化と効率化で崩壊するデスク。後味が悪い話だ。暗澹として嘆き、怒りを込めた文体と、ほんのわずかな希望が交差した本書は、メディアの在り方を再確認するために読まれて欲しい。2022/06/25

ui

9
新聞に限らず、時代の過渡期にある産業がどうしていなかければならないのかは重要な視点。著者のような〝オールド〟なスタイルでは持続できない。その反面として、新しく成長できる余地がどこかに有るのではないか。「情報」というものの重要性はまったく落ちていない。2023/02/21

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