出版社内容情報
気がついていない筋肉の衰えが全ての疾患の原因!
健康寿命を伸ばし、生活の質を高く保つためには、筋肉を鍛えることが重要。筋肉のピークは25~30歳といわれており、それ以降は減少し、衰えていく。すると尿もれや、転倒による骨折、「立つ」「歩く」などの移動機能の低下(ロコモ)などが起こり、要介護の一歩手前の衰弱状態「フレイル」になってしまう。
フレイルは加齢によるものなので、誰でもなりうるもの。しかし、健常な状態に戻ることができる段階でもある。運動習慣と食生活に気をつけて筋肉を鍛えることで、予防・改善することができる。筋肉は、何歳からでも増やすことができる。また、一度衰えてしまった筋肉も、短期間で鍛え、若返らせることが可能。本書では、筋トレなどの運動や食生活で筋肉を鍛え、若返らせるための正しい知識と方法を紹介する。
内容説明
筋肉の衰えが全ての疾患の原因!尿もれ・骨折・フレイルの対策を明示!加齢とともに忍び寄る筋肉の衰え。でも、簡単トレーニングやひと工夫の食生活で、筋肉は何歳からでも簡単に若返る!
目次
第1章 50代からの健康は筋肉が決める!(健康寿命を延ばし、生活の質も高く保つ鍵は「筋肉」;メタボ・ロコモ・認知症にならないために筋肉を鍛えよう ほか)
第2章 老化は筋力の低下から!(フレイルとは自立した生活から要介護へと移行していく段階;自分の足で歩けなくなるロコモティブシンドローム ほか)
第3章 尿もれはこうすれば防げる!治せる!(「尿もれ・頻尿」など尿トラブルは医師にもっとも相談しにくい症状;加齢などが原因で筋肉が緩んでもれる「腹圧性尿失禁」 ほか)
第4章 よくある骨折・転倒はこうして防ぐ!(60代まではメタボ対策、70代以上はロコモ予防に重点;中高年期からは、やせていることをうらやましがってはいけない ほか)
第5章 簡単!筋トレで若返る!(スクワット;ヒールレイズ(かかと上げ) ほか)
著者等紹介
太田博明[オオタヒロアキ]
日本の女性医療の第一人者。骨粗鬆症診療・アンチエイジング医学領域でも日本をリードしている婦人科医。1944年、東京都に生まれる。1970年、慶應義塾大学医学部を卒業し、1977年に慶應義塾大学医学博士を取得。1980年、米国ラ・ホーヤ癌研究所に留学。1991年、慶應義塾大学病院産婦人科に中高年健康維持外来を創設。当時から更年期ばかりでなく、高齢者の健康維持・増進に着目。同年同大学病院漢方クリニックが開設され、産婦人科から兼担講師として唯一参加。1991年に慶應義塾大学医学部専任講師、1995年、助教授となる。2000年東京女子医科大学産婦人科主任教授。2010年より国際医療福祉大学臨床医学研究センター教授、山王メディカルセンター女性医療センター長。2019年より藤田医科大学病院国際医療センター客員病院教授となる。日本骨粗鬆症学会理事長、日本抗加齢医学会理事を務め、現在は同学会監事。1996年に日本更年期医学会(現日本女性医学学会)の第1回学会員賞受賞。2015年に日本骨粗鬆症学会学会賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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