思春期のこころと身体Q&A<br> いじめ―10歳からの「法の人」への旅立ち

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思春期のこころと身体Q&A
いじめ―10歳からの「法の人」への旅立ち

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  • サイズ A5判/ページ数 288p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784623082544
  • NDC分類 371.45
  • Cコード C0337

出版社内容情報

本書では、10歳から「法の人」になるための「クラス運営」を提示し、それがなされずに起こった悲惨な二つの“事件”を検証する。子どもたちは10歳を過ぎると、自分たちで「グループ」を作り「グループの掟」を作る。教師の「見えないところ」で「違反者」を見付け、「裁く」ことを始める。「私設の裁き」である。こういう事態を招かないために、教師が、教室を「公の場」として成立させるためには何をするべきかを提案してゆく。

目次

序章 「法の人」とは
第1章 「いじめ」とは―「いたずら」や「ふざけ」との違い
第2章 10歳からの旅立ち―「法の人」となる
第3章 「先生の力」とは何か―「法の人」を育てる
第4章 「葬式ごっこ」―中野富士見中いじめ自殺事件を考える
第5章 「NEXT」―「佐世保小六女児同級生殺害事件」を考える
第6章 いじめへの対策―「二分の一成人式パスポート」
第7章 10歳からの「法」―「少年法」との関わりについて
第8章 学校と警察との関係はどう考えるのか―「連携」の本当の意味
第9章 いじめと少年法と警察と―「子どもの権利条約」
第10章 「いじめ論」―本を読む、深くふかく読む
終章 思想としてのいじめ

著者等紹介

村瀬学[ムラセマナブ]
同志社女子大学特任教授(生活科学部人間生活科)。1949年、京都府に生まれる。1968年、同志社香里高等学校卒業。1972年、同志社大学文学部卒業。1975年、交野市立心身障害児通園施設「あすなろ園」、のちの「こどもゆうゆうセンター」に勤務。1995年、同志社女子大学生活科学部人間生活科助教授(児童文化)。2000年、同志社女子大学生活科学部人間生活科教授。2015年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

katoyann

16
いじめを、子どもが「掟・法」を意識し始める心理的メカニズムから考察した研究書。他のいじめ研究と比べると異彩を放つ知見を展開している。宮沢賢治の『カイロ団長』という童話を例にして、ギャング・エイジに当たる子どもたちは法的命令を勝手に作り出すようになると説明する。この子どもが作る独自の「掟=子ども法」に着目し、道徳主義で解決するのではなく、子どもの中に法の番人としての役割意識を育てることがいじめ対策の本質になるという。思想と文学に関する豊富な知識から独自のいじめ理論を確立したのは画期的だと思う。オススメです。2022/04/16

ᚹγअәc0̸א

0
・後半部にて、N先生の「いじめの政治学」への筆者意見が示されており有難い。前掲書でいう「いじめのワナのような構造」を、より具体化して「法的なもの」と捉え、これに依拠した「裁き」の加害者側心性へのアプローチが本書の特色。この裁きは、前掲書趣旨からすれば皮肉ではあるけれど、子ども裁判所と子ども警察の一体化機構による、子ども法の履行といえようか。 ・著者は、「クラスでの合意の形成」をいじめ解決策として提示しているが、正直なところ形式的画餅の印象も否めない。子ども法は露骨な不平等性を基盤とする素朴的条理なので。

ジム

0
いじめを正当化する子たちにどう対処するか。難しい問題だが動機に着目しないから対処法ばかりに意識が向いてしまう。2019/04/25

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