からだの無意識の治癒力―身体は不調を治す力を知っている

山口 創【著】

さくら舎（2019/07発売）

• サイズ B6判／ページ数 224p／高さ 19cm
• 商品コード 9784865812077
• NDC分類 498.3
• Cコード C0095

出版社内容情報

手洗いやうがいで、なぜ心が浄化するのか？

心身の不調を抱える人が激増するなか、本書がベースにしている身体心理学（健康心理学）は注目が集まる分野だ。著者は、そのトップランナー。2017年秋から2018年春にかけて放送された「ＮＨＫスペシャル　人体：神秘の巨大ネットワーク」で、腎臓が寿命を決める、脂肪と筋肉が寿命を守るなど、身体が秘めている力がドラマチックに示されたが、本書は腸・皮膚・筋肉に特化して、身体が持つすごい治癒力を科学的知見から明らかにする。

そもそも、生きづらさ感じたり、うつになったりするのは、脳の暴走による。それを打破するのに有効なのが皮膚感覚だという。また、感情をつくる筋肉や生命に関わる腸の判断力などなど、無意識に営まれている不調を治す力が明かされる。さらに、自分でできる効果的な健康法も紹介する。

内容説明

気がついていない身体が持つ「治癒力」発動法！手洗いやうがいで、なぜ心が浄化されるのか！？不安やストレスから、うつや発達障害まで、身体の声を知ることで、不調が解消する！身体心理学の第一人者が身体の声の気づき方、届けます！

目次

はじめに―脳が心身の不調をつくる！？
第１章　身体の声に耳を傾ける
第２章　腸から健康になる
第３章　皮膚から癒す
第４章　筋肉からの発信
第５章　健康心理学がすすめる健康法

著者等紹介

山口創［ヤマグチハジメ］
１９６７年、静岡県に生まれる。早稲田大学大学院人間科学研究科博士課程を修了。専攻は、身体心理学、健康心理学。桜美林大学リベラルアーツ学群教授。臨床発達心理士（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[メープル]

身体の声に傾ける。腸から健康になる。皮膚から癒す。筋肉からの発信。健康心理学がすすめる健康法。 自己治癒力を高める方法がかいてあるのかなぁ？と借りたのですがその辺りは期待はずれでした。身体の不調はこういう所からもでたりするんだなぁと。腸や皮膚との関連性が興味深かったです。

2021/08/20

[ひろみ]

心と身体の関係が、腸、皮膚、筋肉を軸に色々書いてあります。以下メモ。●セロトニン活性化と、背筋がまっすぐ・表情にハリがあることの相互作用（抗重力筋）●左脳の前頭皮質はやる気など行動力を生み、左脳のそれは不安や恐怖など行動を抑える（右手を刺激するとやる気が出る）　　「ホヤ」について初めて知りました。幼生は泳いで暮らし、場所を決めたら脳が体に吸収され、固着して移動しない。　脳は動物たらしめる最も重要な器官のひとつだと思いますが、それはまず動くためのもので、そして知性が発達したとのこと。

2023/02/16

[ゆきの]

心にとっての中枢は、腸・皮膚・筋肉が握っている。心は脳のみが決めるのではなく、ほかの器官からの情報も大いに影響を与えている。

2020/01/25

[ハザマー]

筋肉は大事であると再認識。腸は確かにあらゆる体調のバロメーターであるように思う。 備わっている治癒力を一層高めて、活用するには食事も運動、呼吸も意識して生活することの大切さ実感。

2024/01/16

[ゆき]

面白かったです。 からだの色々な機能。肌を撫でて施術すると、施術者の方がオキシトシンという絆ホルモンと言われるようなホルモンが受け手より多いと！！よくなーれって思っているかららしいが、面白いですね。

2022/10/31