内容説明
フランス王アンリ四世と結婚。夫の暗殺後、息子のルイ十三世の摂政となるが、宰相リシュリューの処遇をめぐって息子と対立…波乱万丈の女性の生涯を描く大著、ついに刊行!ウジェーヌ=ピカール賞受賞作品。諮問会議で大臣同士がつかみ合い寸前になり、王妃の戴冠式で外国大使同士が殴り合う。母后マリの縄梯子を使ったブロワ城からの脱出劇。政権に対する諸侯の陰謀と反乱。決闘で命を落とした貴族が一年間で二千人。新王妃アンヌ・ドートリッシュと英国海軍卿バッキンガム公の秘めた恋。まさにデュマの『三銃士』の世界!
目次
ヨーロッパの花嫁候補
フランス王妃の日常生活
マリの愛情
王妃の党派
戦争前夜
ラヴァイヤックの刃
千二百万のフランス人
「摂政時代の善き統治」(一六一〇‐一六一四年)
一六一四年の全国三部会 スペイン王家との結婚
ルイ十三世の政変
リュイーヌ政権
母と息子
栄光の絶頂
深い断絶
亡命
幻想と妄想
最後の彷徨
著者等紹介
カルモナ,ミシェル[カルモナ,ミシェル] [Carmona,Michel]
1940年、エジプトのカイロ生まれ。のちにフランスに帰化。高等師範学校出身の歴史家、地理学者。リシュリュー研究の第一人者。ソルボンヌ大学で国土整備学、都市計画学の講座を受けもつ。『マリ・ド・メディシス』(1981年)でアカデミー・フランセーズのウジェーヌ=ピカール賞を受賞。著書多数
辻谷泰志[ツジヤヤスシ]
1949年生まれ。立教大学大学院文学研究科フランス語フランス文学専攻修士課程中退(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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