感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
たまきら
48
読み終わって呆然としました。私が産まれた年に書かれた本が、まったく古いものに感じられないです。常に欧米列強諸国に搾取されてきた豊かな大地。簡潔で事実に即した文章は力強く、日本語に訳されても土と血の臭いが立ち上ってくる。今読み終わってただただ呆然としている理由は、彼らの状況に変わりがないことかもしれません。素晴らしかった。2024/06/30
荒野の狼
4
私が本書を読むきっかけとなったのは、チェ・ゲバラやフィデル・カストロ関連の本や映画を複数見る機会があり、ラテンアメリカ諸国の歴史的背景を学ぶ必要を感じたからである。「チェ・ゲバラのような人物はこれまでに沢山いた」という表現は目にしていたのだが、本書を読むと、何故、チェが立ち上がったのか、また、歴史的にチェのようにラテンアメリカの真の独立のために死んでいった英雄がラテンアメリカ諸国にいたことがわかる(例、エミリアーノ・サパータとパンチョ・ビージャあるいはパンチョ・ビリャp224)。2024/11/27
qbmnk
1
内容はとても興味深く歴史認識において視点を変えて考えるのに役立つ。翻訳のせいか原文のせいかとても読みにくく意味が分かりにくい文があったのが勿体無い。現在も続く自由貿易と保護主義の論点整理にもなる。領土的帝国主義の中で育まれていた帝国資本主義が、独立後は分かりにくい形で進められたことを支配側である合衆国の資料から明らかにしている。低賃金が低価格を生じさせ、不平等を増幅し是正されない指摘は正しい。日本国内でも東京と地方の資本と交通と支配の関係は南米に近くなっているように思える。地域経済活性化は保護なく不可能。2026/06/16
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