感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Tamler
1
新訳で読み直し。昔読んだとき悪い意味で理屈っぽくてあんまり好きになれなかった。今回の新訳は読みやすく、前より印象が良かった。カリャーエフの一人称はやっぱり「僕」。第四幕も良かったが、「女性革命兵士」の誕生を予感させるラストシーンが特に印象に残る。「爆弾を投げる最初の女になりたいの」の解釈は面白い。このあたりはサヴィンコフの『テロリスト群像』と『蒼ざめた馬』を読んだ上でもう一回読むといっそう味が出てくると思う(ところで入手困難になっている『反抗的人間』も新訳されないものか...)2026/01/13
鬼怒川
1
課題。古いカミュの全集よりはずっと読みやすかった2025/12/16
Taku Kawaguchi
1
カミュの戯曲。 面白く、考えさせられたが、最後の大学教授の解説は読まなくてよい駄文だったな。2024/03/31
Sin'iti Yamaguti
0
セルゲイ大公の暗殺事件を題材にした戯曲。5人のテロリストが登場。社会革命党のメンバーである。正義のためのテロ、「この先誰も人殺しをしなくてもすむ世界を築くために人を殺す」、これは現代の民主主義的価値観からは到底受け入れられるはずもないのだが、テロリストたちは真剣である。テロは悪、とするのは果たして普遍的な真理だろうか。正義とは何か、愛とは何か、をつきつめて考えてみる必要はあるだろう。巻末対談の中で、「若い社会主義者たちが夢見たことにたいする鎮魂歌」だと語られる。単なる皮肉なのではない、これは確かだ。2025/01/13
シンゼン
0
憎しみを土台とした正義と優しさによる正義。 テロと絞首刑の関係は正義の属性に関わる。絞首刑はテロリストの生を埋却することによってテロリズムを普遍化するのだ。 大公夫人は宗教的な赦しを表しているというが、わたしには絞首刑に処することによって、永遠を得させないためのものに思う。絞首刑(無私)を免れることは、正義の土台を露呈させるのだ。絞首刑は隠蔽として働く。憎しみこそが原理であった。人民への抱擁としてのテロリズムは最後に示される。 2024/04/29
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