内容説明
美智子さまが皇室に入られる際の歌の指導をした歌人、五島美代子(一八九八‐一九七八)。その夫は、上皇さまの皇太子時代からの歌の師でもあった五島茂(一九〇〇‐二〇〇三)。初めて“胎動”を歌に詠んだ“母の歌人”美代子の生涯を、五島美代子研究の第一人者が初めてつぶさに綴るとともに、NHK「天皇 運命の物語」ディレクターが、美智子さまの類稀な御歌の世界を、その激動の歩みを辿りつつ味わう。
目次
第1部 美智子さま折々の御歌(えらぶ;昭和の御歌(前期)
昭和の御歌(後期)
平成の御歌(前期)
平成の御歌(中期)
平成の御歌(後期)
つづく)
第2部 かぎりなく貴にいますを―上皇后・美智子さまと歌人・五島美代子(御妃教育の三カ月;歌人五島美代子の軌跡;「母の歌」―美智子さまの御歌と五島美代子の歌)
著者等紹介
濱田美枝子[ハマダミエコ]
1947年富山県生まれ。1973年日本女子大学修士課程修了後、私立フェリス女学院中学高等学校国語科教諭。在勤中、聴講生、客員研究員として二度母校に内地留学。2020年日本女子大学博士課程後期単位修得満期退学。同年4月より日本女子大学学術研究員
岩田真治[イワタシンジ]
1967年愛知県生まれ。NHK制作局エグゼクティブ・ディレクター。1991年東京大学文学部卒業後、NHK入局。NHKスペシャル『カラーでみる太平洋戦争』(菊池寛賞受賞)などドキュメンタリーや現代史の番組を制作(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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