内容説明
東京の繁華街に残る明治時代の面影。
著者等紹介
大谷新一[オオタニシンイチ]
1945年(昭和20年)和歌山県生まれ。1964年東京工業大学に入学、大学の写真研究部に所属。1968年日本電気株式会社に入社後、宇宙開発関係業務に従事。2006年日本電気航空宇宙システム株式会社取締役を退任。2004年写真活動を再開、公益社団法人日本写真協会会員、キヤノンフォトクラブ東京第8「ふぉとぐるーぷ翔」代表、蔵前工業會蔵前写真クラブ会員。2005年富士フイルムイメージングフェスタネイチャーの部金賞を受賞、等々最近まで受賞歴多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ごま
9
古い建築物が大好き、煉瓦なら尚良い。表紙にときめかずにいられなかったこの本は、著者の誠実な気持ちが込められた素敵な本でした。ただ、個人的には煉瓦をもっとクローズアップして見てみたかった。街のなかに溶け込む煉瓦アーチという視点なので、この写真のどこに煉瓦が…あっ、ここに、というさりげない構図が多いのです。2019/09/25
大谷 新一
0
街並みに溶け込んでいる煉瓦アーチを背景に、煉瓦アーチの下や高架橋の周辺で活動している人々や街並みの光景を切り撮ったストリートフォトである。 東京のど真ん中に明治時代から存在する、数少ない歴史的建造物である煉瓦アーチをモチーフとし、有楽町や新橋界隈を行き交う人々やその街並みの光景、あるいはそこで普段目にすることが無いような光景を交えて、依然として残る古い都の面影を感じることが出来る一冊である。 付録として高架橋が建設された当時の図面が付されていて、100年前にタイムスリップすることが出来る。2019/10/07