内容説明
“平均律クラヴィーア曲集 第2巻”全24曲を、各曲ごとの解説と書き込み入り楽譜で読み解く。現代の作曲家による分析を演奏への具体的な手引きとして活用。当時の作曲における慣例や伝統を知り、バッハの創作過程をたどる。その革新性から、ヴェーベルン、シュトックハウゼン、ブーレーズ、クセナキスへと続くヨーロッパ音楽の知の系譜を確認する。
目次
序論 “平均律クラヴィーア曲集 第2巻”を読み解く前に(“平均律クラヴィーア曲集”の位置づけ;各曲のあり方と関連性;前奏曲とフーガに関する若干の知識;本書について)
楽曲分析(前奏曲とフーガ1 ハ長調 BWV870;前奏曲とフーガ2 ハ短調 BWV871;前奏曲とフーガ3 嬰ハ長調 BWV872 ほか)
分析楽譜(前奏曲とフーガ1 ハ長調 BWV870;前奏曲とフーガ2 ハ短調 BWV871;前奏曲とフーガ3 嬰ハ長調 BWV872 ほか)
著者等紹介
小鍛冶邦隆[コカジクニタカ]
東京藝術大学作曲科在学中より指揮者・山田一雄のアシスタントをつとめ、同大学院をへて、パリ国立高等音楽院作曲科でO.メシアン、ピアノ伴奏科でH.ピュイグ=ロジェほかに、またウィーン国立音楽大学指揮科でO.スウィトナーに学ぶ。自作を含むプログラムで東京都交響楽団を指揮。現在東京藝術大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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