感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
らぱん
55
著者にとってのソウルは自分を解放してくれる音楽だと話は始まる。まるでいつものラジオで聴いているように音楽を読んだ。 彼が愛するソウルという音楽とはどういうものか。ソウルの歴史の前史はゴスペル。R&B、モータウン、サザンソウルへ。ニューオーリンズとフィラデルフィアに触れて、ソウルとファンクやロックの関係。ソウルの全盛期のスーパースター。ディスコ・ブームが齎したソウルの死。…たくさんのミュージシャンと楽曲の紹介があり、レーベルの説明に裏話やエピソードがあり、それぞれの時代の社会背景との関係性などもある。↓2020/09/01
クラムボン
17
2019年に新版として2度目の復刊となったそうだ。70年代の半ばには、わずかの例外を除いて終わったと言う《ソウルミュージック》だが、復刊を望んだ熱烈なファンがいるのだろう。私はライトなリスナーだが、ソウルの息の根を止めたのがディスコ・ミュージックだと聞かされると、ブームの凄まじさを今更ながら感じる。ゴスペル、R&B、モータウン、サザンソウル、ファンクと変遷し、数々の名曲を生んだソウルの死は寂しいが、ピーター・バラカンが終章で紹介した最近の西アフリカや中米の音楽に心惹かれた。何やらソウル(魂)を感じるな。2022/04/01
naomi_chi
3
一家に一冊。Spotify登録者ではないけどQRコードでプレイリストに飛ぶのはありがたい。2019/12/24
山田
0
ピーター・バラカンさん、その名も存在も知らなかったのだけど、近く彼が出演するイベントに行くことになり手に取った。ロンドン大学日本語学科を卒業、音楽出版社で著作権関係の仕事に就くため来日、1980年に退社後、執筆活動やラジオ番組への出演を始める。/この本は、ソウル・ミュージックを中心に、音楽の歴史や特徴を解説したもの。2025/04/05
Qfwfq
0
★52020/11/01