目次
食前酒 余は如何にしてアフリカ人類学者に成りしか―ちょっと早いけれど僕の自伝
前菜 ブルキナファソ事始め―ブルキナファソの今と僕の友だちについて
ファースト・ディッシュ ブルキナファソを喰う!―その1・ブルキナファソの食文化基本のき
食間酒 アフリカ人類学者の備忘録より―研究というこんな日常1
セカンド・ディッシュ ブルキナファソを喰う!―その2・愛しのコメ料理たち
食間酒 アフリカ人類学者の備忘録より―研究というこんな日常2
サード・ディッシュ ブルキナファソを喰う!―その3・ブルキナ・メシのさらなる深みへ
デザート ロンリー・ブルキナファソ、あるいは、ブルキナファソの歩き方―基本情報と旅の役立ち!指南
著者等紹介
清水貴夫[シミズタカオ]
アフリカ人類学者。アフリカの食、子どもや建築に関する文化人類学を研究。名古屋大学大学院文学研究科比較人文学講座満期退学後、総合地球環境学研究所、広島大学を経て、現在、総合地球環境学研究所外来研究員、(一財)地球・人間環境フォーラムフェロー、京都精華大学アジア・アフリカ現代文化研究センター設立準備室研究コーディネーター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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syaori
64
ブルキナファソはマリやガーナなどと国境を接する西アフリカの国。伝統的な日常食は「ト」と呼ばれるヒエやトウモロコシの粉の練粥に様々なソースをかけたものですが、近年はコメ食が中心になりつつあるそう。それは、仏領時代に落花生の栽培に特化したため食糧として同じく仏領のインドシナから米を輸入したのがきっかけというように、食文化からも複雑な歴史を感じさせます。バオバブなど味の想像のつかない食材、料理も多く登場しますが、本書を通じて同国の文化や雰囲気などを味わえて、西アフリカが少し近くなったような気持ちになりました。2022/07/19
トムトム
26
この本を読んで思う事ではないのですが、高野秀行さんてすごいんだなぁ。高野さんの本は1ページ・1行の情報量がはんぱない。何が違うんだろうとこの本の文章をじっくり分析してみたのだけれど、分かりませんでした。別にダラダラ書いてある訳ではないし、文章もおかしくありません。でも、高野さんみたいな読み終わった後のお腹いっぱい感が足りませんでした。本当、何でだろう???2021/04/01
Aa
6
作者さんのトークイベント兼ブルキナファソ料理を食す会に参加した際に、食べた料理の復習用に購入。食べてみないとなかなか伝わらないと思うけど、ブルキナファソ料理が意外とおいしくて驚いた。ところどころに書いてある研究者としての生活が興味深かった。ブルキナファソブームが来ないかな。2019/03/17
むさみか
5
すべてが茶色っぽいのは 練りがゆ文化だけに どれもくたくたに煮るのがお好きのようですね 私には アフリカの知識が 圧倒的に不足しているので やや難しい・・・と思う部分もたくさんありましたが 今後 もっとアフリカを知りたい という気持ちになりました2019/08/30
itsumiKshi
2
食べ物が無性に美味しそうに書かれているけれど、メインは文化人類学。カラーではないので、料理の色もわからないが、そちらより西アフリカの文化の説明が興味深い。2023/10/09