出版社内容情報
子どものころの自分が教えてくれた大切なこと
感情はあればあるほど厄介だ。
だから私は感情が沸き起こるたびになるべく無視して踏みつぶしてきた。
ーー「気になる人ができました」
５年間同棲していた彼から突然届いたメールに戸惑う主人公・チャコ。
なんとか感情を殺してのりきろうとするチャコの目の前に、突然小さな女の子があらわれて…？
その子と過ごした３日間で、チャコは”本当に大切なこと”に気づいていく…
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
へくとぱすかる
34
人との協調性ばかりにとらわれて、自分をひっこめすぎてはいなかったか。献身的になることが、即愛情だとはならない。彼に向き合ってきた日々の態度に反省もしているけれど、彼も良くなかったんじゃないかなぁ。落ちこんでモヤモヤしている、ある日のチャコの前に、ふっと現れたのは……。このお話はすごく象徴的だけど、自分を救ってくれるのは基本的には自分なんだと。でもそこで背中を押してくれる、だれか他の人がいてくれたら、もっと楽になるはず。よくある物語のように雨のち快晴とまではいかないところが、ファンタジックながらもリアルだ。2024/12/04
ozoz
5
やわらかいイラストに油断してたら刺さります。刺さってたトゲに気づきます。そして抜いてくれます。いや、自分で抜くのです！そうだね、悲しかったね、大好きだったね、嫌だったね。自分の気持ちをギュ！としたくなる愛しい本。2024/10/12
m k
3
すてきだった。私も、自分のしたいこと見ないふりしてわからなくなってる気がする。自分な何が好きなのか、自分はどうしたいのか、考えたい。2022/06/26
ぽんた
2
タイトルを見て前から気になっていた本です。3日間の描写はあっという間ですが、イラストの雰囲気が好きです。イダさんが素敵な人で私も憧れます。2024/09/26
もみ
2
自分はスズモリさんみたいです。チャコが自分を取り戻す過程で涙がこぼれました。2022/11/21
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- 和書
- 西山 - 京の里
