オーバーラップ文庫 アルカディア＝ガーデン〈１〉Ａｇｅ ｏｆ ｈｅａｖｅＮ

柳野 かなた/「理想郷」Ｐｒｏｊｅｃｔ【著】

オーバーラップ（2016/03発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 315p／高さ 15cm
• 商品コード 9784865541168
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

内容説明

ここはかの英雄が世界を破滅より救った空中都市“アーケイン＝ガーデン”。かつて存在した「地上」は闇に汚染され、生きとし生けるものの世界は、天上の大海原へと移っていった。冒険者達は飛空挺で旅をし、魔の眷属を倒し人類圏を拓き―それはグレイ・アクスターも同じくだ。「スリヤっ！行ったぞ」「分かってるっ、大繁盛だねっ！」彼は今日も精霊族の少女・スリヤと共に“導書院”から発布される掃除の依頼へと赴いていた。未熟ながらも日々の仕事をこなし、冒険者としての腕を上げていた…ある日の事だった。彼らが出遭ったのは警戒の呼びかけがされていた、かつて英雄が滅ぼした邪神の核“黒の破片”を得た眷属で！？

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[まりも]

英雄が世界を破滅より救った空中都市「アーケイン＝ガーデン」を舞台にした、冒険者グレイとスリヤの物語。世界観は壮大で良く出来ていると思うけど、肝心の内容の方がイマイチ盛り上がりに欠けるというかベタすぎたのが残念。王道のファンタジー作品なのに、恋愛要素を重視しすぎたせいでワクワク感が少なかったのが最大の原因かもしれませんね。恋愛面は楽しめたけど、バトルが微妙なのはファンタジー作品としてはかなりのマイナス。パラデインの方で期待値上げ過ぎたこっちが悪いかったのかも。シェアワールドらしいけど、続きは微妙だなぁ。

2016/04/10

[ツバサ]

王道で面白かった。ヒロインの2人がお互いの気持ちを理解してるのが珍しくて恋愛方面でも期待が持てる。ただ、戦闘シーンがあっさりしてたのは気になった。心情を描くのを優先してると言われたらそこまでだけど。でも個人的には読んで満足してるから良いか。続きが楽しみなシリーズ。

2016/04/10

[ヘルメス]

良くも悪くも王道。ノリがあえば面白いだろうし、あわなければつまらない。個人的にはかなり微妙な感じでした。ノリが合うところがあれば合わないところもあり、面白いところとつまらないところの差が凄い。ただ、まぁ最後まで見てるんで、続きが出れば見ると思います。色々と気になるところがありましたし、それともそういった伏線を他の作者が引き継ぐ感じなのか？　個人的にはパラディンの方に興味があったので、そちらは物凄く期待です。

2016/04/07

[真白優樹]

かつて英雄が世界を救った世界で、空に浮かぶ島で少年が闇の眷属と遭遇し始まる物語。―――諦めきれないから。だからそこを目指すんだ。やばい、本気で面白い。本気で隙もなく作りこまれた世界の中、夢を諦めきれない少年が相棒の少女とかつての同門の少女と共に生き抜いていく。守る為なら、目的の為なら少年は泥臭く、全てを使って戦っていく。・・・どうしてここまで胸が燃えるのか。それはきっとこの世界の魅力的な人物達が文字通り「生きている」からなのかもしれない。少年はどんな道を歩み、どこへと進んでいくのか。 次巻も楽しみである。

2016/03/24

[ランタン]

世界観は壮大でいいけど、内容はまあ王道だなあとしか思わない。 表紙はいいんだけど本文イラストがちょっと雑かなあ。

2016/03/31