出版社内容情報
様々な出会いがある子どもたちに手渡したい、友達を受け入れるまでの心温まる物語
ぼくとエトはとっても仲良し。いつも丘の上に段ボール箱を運んで遊んでいた。
あるとき、シューがやってきていっしょに遊びたいと言った。
エトはシューと仲良くする。
ぼくは仲間外れになった気がして、2人から離れていった。
「もう丘になんか行くもんか」そう思っていたある日、エトとシューがぼくを呼びにきた。「君に、いいもの作ったんだ」それは、巨大な段ボールの車!2人の遊びに加わるぼく。3人の新しい関係が始まる。
担当編集者より
大好きな友達がとられてしまったような気持ち。皆、一度は味わったことがある感情なのではないでしょうか。特段の解決策があるわけじゃない。いっしょに遊ぶことでしぜんと仲良くなっているというのが、この作品の魅力です。
内容説明
ぼくとエトは、だいのなかよし。だんボールばこをおかのうえまでひっぱっていっては、はこのなかにはいってあそぶ。これって、さいこうにおもしろいんだ。あるひ、しらないおとこのこがなかまにいれてほしいとやってきた。エトは「いいよ!」っていったけど、ぼくのほんとうのきもちは…。新しいともだちがあらわれ、揺れる「ぼく」の気持ちを丁寧に描いたものがたり。
著者等紹介
サラ,リンダ[サラ,リンダ] [Sarah,Linda]
作家。イギリスで幼少期をすごす。子どもの頃は、消防士になりたかった。大人になり、フランスでピアノ奏者や歌手として活動した後、イギリスでファインアートの学位を取得。この頃より絵本の創作を始める。人生のトラブルをのりこえたり、想像力でポジティブな視点を生み出す作品で、多くの読者を獲得している
デイヴィス,ベンジー[デイヴィス,ベンジー] [Davies,Benji]
絵本作家。大学でアニメーションを学んだ後、ミュージックビデオや短編アニメーションなど、様々な映像作品の製作に携わる。その後、最初の絵本作品『あのひのくじら』(ブロンズ新社)でオスカーブック賞を受賞。デイヴィスの絵本は世界中で愛され、40以上の国々の言葉に翻訳されている
しらいすみこ[シライスミコ]
児童文学研究者、翻訳家。カナダのブリティッシュ・コロンビア大学で、英語圏の児童文学および児童図書館学を学ぶ。その後、白百合女子大学で教鞭をとりながら、児童文学の紹介や翻訳に力を入れる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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