出版社内容情報
夏のおはなし会や読み聞かせにおすすめのイメージ豊かな創作絵本。商店街でかくれんぼをはじめた妖怪たちが、たくみに建物の隙間や形を使って隠れます。登場するノスタルジックなお店は、実在するお店がモデルとなっています。妖怪と人間は異なる大きさで描かれているのですが、妖怪と同じ大きさの人や違和感のある建物で妖怪探しを楽しめる内容です。私たちの近くで、妖怪たちは今も楽しく遊んでいるかもしれない。そんな想像もふくらんでくるおはなしです。
内容説明
もういいかい。もういいよ。どこかな?どこかな?わかるかな?妖怪たちのちょっと不思議で楽しいかくれんぼ。
著者等紹介
尾崎玄一郎[オザキゲンイチロウ]
東京都生まれ。東京藝術大学大学院美術研究科修士課程油画修了。作品は現代日本美術展入選、JACA展特別賞受賞など高い評価を得ている。絵画教室OZ代表
尾崎由紀奈[オザキユキナ]
神奈川県生まれ。東京藝術大学大学院美術研究科修士課程日本画修了。2005年より尾崎玄一郎とのユニットOZCO.などで絵本の制作を始める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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がらくたどん
64
昭和レトロな商店街で妖怪たちがかくれんぼ。書影だとモノクロに見えますが、結構面白い感じに彩色されています。大人の眼には妖怪達より鉛筆画でうっすら描かれた人間さん達の方が怖かったりも(私は小料理屋さんの御店主さんが人外に見えた)。子どもさんには馴染みの薄いしつらえの個人店舗が並ぶ街並みなので、かくれんぼ妖怪を探すだけでなく大人の人と「何屋さんかな?」と考えて遊んでも。中頁に模型店が2軒、裏表紙と合わせると書店が3軒も!妖怪さん込みでこの街に住みたくなる。(表紙の三つ編みちゃん、最後にビックリ&納得でした)2023/12/01
鴨ミール
30
昭和が詰まってる。ウォーリーをさがせのようにお化けを探す絵本。出てくる建物は、築◯十年という歴史を感じさせる。でも、どこの街にもありそう。駄菓子屋にいるのは、もしかしてはるばあさん?(看板違うけど)私も買い物に行くときなど、街並みを見ると随分閉まってしまったお店の多いことよ。2024/08/22
ヒラP@ehon.gohon
23
おばけのかくれんぼです。 おばけたちの隠れ方もユニークですが、背景のレトロな町並みに描き込まれたこだわりの景色や人たちが、面白く感じられました。 こんな町並みはなくなってしまいました。 少し不気味なところも、逆に郷愁感があります。2024/11/08
ほんわか・かめ
15
絵の雰囲気はちょっと怖いけど、隠れている妖怪は見つけやすい。愛嬌もある。〈2023/ひさかたチャイルド〉2023/10/29
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
10
夏のブックトーク授業で、特別支援学級用に選書した絵本。読み手も一緒に探せる絵本。2024/07/02